「あの人、嫌いだから私の前から消えてくれないかなー……」といったところで無駄ですし、それを聞かれたら人間関係はもっと悪くなってしまいます。
人間関係リセットは、決してノーリスクではありません。
それは誰もがわかっていると思うのです。
わかっていて、敢えてその道が最善だと判断したのです。
不運が続けば、リセットを繰り返してしまうのも仕方がありません。
そもそも、そうやって人間関係リセットを安易に批判するのであれば、リセットせずに済むように、その人を助けてあげればいいのです。
そういう人に限って自分が追い詰める側の人間であることを理解していない、という場合もあるのです。
そうではない考えや覚悟がなくてなんとなくやっている人は、僕も問題視した方が良いとは思っています。
悪性の人間関係リセット症候群
とはいえ現実的にお勧めできないリセット癖の人たちも確かに存在します。
たとえば、SNSで
「お友達整理したいので、アカウント作り変えまーす。私から、リクエストした人は、承認よろしくねー。私のことを友達だと思ってる人は、リクエストしてねー」と、事あるごとに繰り返す人たちです。
もちろん状況にもよるので必ずしもそれが間違っているとは限りません。
ただ、頻繁にそれをやり過ぎると、人間をふるいにかけている、上から目線の人みたいになってしまうので気分が良いとは言えません。
むしろ、自分についてこない人間は用済みだと公言しているようにも思えます。
少なくとも、それは「おともだち」とは言えないのかな……とも思います。
他にも人間関係リセット症候群と呼ばれる人たちは転職や、引っ越しなども多いとされていますが、それについても同様で、自分が優位な立場でなければ納得いかないから、人間関係をリセットしようという動機であれば、あまり健全とは言えないのかなと思います。
人生は未知数
人生は、いつ何が起こるか分かりません。
だから、いつ誰と出会い、どういう影響をもたらし、その結果どうなるかなんて、誰にもわからないのです。
もちろん『引き寄せの法則』を使うなど、運気をアップさせたりすることは可能だと思います。
しかし、すべたが確実に思い通りという人生を作るのは、そんなに簡単でもありません。
人間関係を良好にするために日々、誠実でいたり、思い遣りを持つ事は大切です。
時には妥協も卑怯も必要かもしれません。
最悪、リセットもやむを得ないかもしれません。
ただ、どんな決断をしようとも、いつまでも誰かを悪く言い続けたりしないで、未来に進んで欲しいのです。
みんながそれぞれの道で成功することを願いながら。
そして、いつかリセットしなくて良い環境を手に入れて下さい。
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