ココロセラピストが語る!『人が相談しづらい理由』とは?〜人は悩みを抱えている

人は悩みを抱えている

全員とは言いませんが、人は大なり小なり悩みを抱えて生きています。
それは決して不思議なことではありません。

悩みが自然に解消したり、問題そのものは残っているけれど気にならなくなったりしたのであれば、それは問題ありません。

悩みは決して楽しいものではありません。
しかし、悩みが発生してしまう以上は、何らかの対処が必要になってきます。

場合によっては解決できない問題にぶち当たって悩んでしまうこともあると思います。
そういう場合は、ずっと悩み続けてしまいます。
『悩みが続く悩み』こそ、悩みの中でも特に強烈な悩みです。
まさに負の連鎖、無間地獄です。

とにかく生きている以上、悩みは尽きないのです。
だからこそ、くれぐれも「悩んではいけない」と思い込まないようにしてしまって下さい。

 

悩みは解決しなければならない?

勘違いして欲しくないのは悩みは必ずしも解決しなければならないというわけではないのです。
知恵と勇気と気合と根性で立ち向かえば、どんな悩みも必ず解決できるかというと、残念ながらそういうわけではありません。

悩みとは必ずしも解決すべき課題のことではありません。
もちろん問題が明確化されていて、何らかの解決策があり実行可能であれば悩みは消えます。
ただ、問題を解決するということと悩みが消えるというのは少し話が違って来るのです。

悩みは「解決する」だけではなく「受け入れる」という決着のつけ方もあるのです。
場合によっては「放置する」という決着の付け方もあります。
悩みに善悪はありません。

絶対的な対処法もありません。

悩みはないにこしたことはありませんが、場合によっては人間を成長させてくれるきっかけになることもあります。
悩みの解決法、悩みの受け入れ方etc…。

これらが見えてくると人生はだいぶ楽になります。

生きているうちは大なり小なり、悩みがポコポコとでてきます。

だからこそ、悩みが出現した時は、悩みとの上手な付き合い方を学んで欲しいと思います。
根本的な問題は解決せずとも、不必要に悩みに苦しめられなくなれば、心は軽くなり、視野が広がり、未知かる可能性がどんどん見えてくるようになるのです。

悩みは人を成長させてくれます。
しかし、これも大事なのですが、必ずしも悩まなければならないわけでもありません。
次から次へと「これは学びだ!」と悩みつけなければ、そんなもの楽しくも何ともありませんから。

結果的に悩みが生じてしまった。

悩みに善悪なんてありません。
だから、その都度、悩みとの上手な付き合い方を身につけて、次回に備える。
悩みについては、そんなふうに解釈して頂ければと思います。

 

悩みを誰かに話すなんてできません!

「悩みを独りで抱え込まないで下さい」という言葉。
僕が繰り返し伝えているメッセージです。
しかし、そうはいうけれど、人に悩みを話すのはそんなに簡単なことではないというのもまた事実です。

そこでいくつか『相談しづらさ』について一緒に考えて行こうと思います。

 

他人に弱みを見せたくない

まずこれだと思います。悩みを相談出来たらどれだけ心が楽だろうとは誰だって思うものです。
しかし、自分の悩みを曝け出すというのは、通常なら誰かに見せることの無い自分自身の一部を曝け出さなければならないからです。

自分の裸を簡単に誰かに見せたりしないように、自分の心だって生活面だって、見せたくない、知られたくないと思うことだってたくさんあるのです。

これは決して悪いことではありません。

隠すというと姑息で卑怯なイメージを持つかもしれません。
しかし、自分の普段見せない一面を晒けだすということは、当然リスクもあるのです。

「正直になりなさい」「素直がいちばん」と、人は言うけれど、時にそれが無防備さを曝け出し、余計に悩みが深まってしまう場合もあります。
それでは意味がないのです。
だから、悩みは抱え込まず、誰かに話して欲しいとは思いますが、「絶対に話さなければならない」というわけでもありません。

 

人間関係が壊れそう!?

悩みを話すと、「え? そんなことで悩んでいるの?」と言われるかもしれません。
自分にとっては大事なことですが「そんなこと」で片づけられると流石にショックを受けます。
場合によっては苦しんでいるのに追い打ちをかけるようにお説教をされたりしたら、余計に立ち直れなくなります。

場合によってはネタにされてしまったりするかもしれません。
内容によっては悩みを聞いて貰えるというよりは相手がマンガやドラマを見ているような感じで、展開をおもしろがって興味を持っているだけという場合もあります。
自分の人生から発生した悩みをネタにされたり面白がられたりしたらとんでもありません。