ココロセラピストが考える! 夢に出てきたロボットについて考える~これからの人間の在り方~

AIに支配された世界?

確かに現実世界では、学力の高い人が『勝ち組』で、それ以外は『負け組』といったような、暗黙ルールが未だに根強く残っています。

高偏差値、高学歴で、言われた事を的確にこなせる人間。
時間内で最大限の生産性を生み出せる人間。
自分の感情など関係無く、社会のネジやボルトとして、しっかりと役割を果たせる人間。
それが立派な人間。

仮にAIがもっと進化したら、一部の特権階級の下が、そういう人たち。
それ以外は人間扱いされない人権すら危うい人たちというピラミッドができて来る。
たぶん、そんな危機感を持っているのではないでしょうか。
被害妄想と思われるかもしれませんが、僕は正直、そうなったらイヤだなと本気で願っています。

それはそれで合理的ではあるのかもしれませんが、それって僕たちが目指す『本当の平和』『本当の幸せ』とは違うベクトルな気がします。

 

自分を振り返る

ロボット先生の言葉を考えて行くうちに「人間の価値はそれぞれ違って、先天的なモノも後天的なモノも当然あるわけで、誰かが望んだ『完璧で理想的な人間』なんていなくて、みんなそれぞれ『自分らしさ』と向き合いながら生きて行くんだよ」と教えられたのかなと感じました。

ロボット先生が折角、大事な事を教えてくれたので改めて自分を振り返ってみました。
ロボット先生に『冷たい人間』と言われた時はムッとしましたが、言われてみればそういう側面も確かにあるなと思いました。

イメージしやすいようにものすごく極端な事を言えば、僕は「僕に牙をむいた人間は100倍返しで酷い目に遭っても当然の報いだ」と思ってしまう面があります。
むしろ「二度と身動きできないように完全に相手の動きを封じてしまった方が合理的だ」とさえ思ってしまうのです。

確かに自分が支配者であり続けたいのであれば、リスクは徹底的に排除して、自分に火の粉が飛んで来ないようにした方が安全です。
自分の言うことを聞くハイスペックな人間だけ集めた方が楽です。

 

『温かいだけの人間』VS『冷たいだけの人間』

でも、それこそ漫画に出てくるような極悪人そのものです。
もし、自分にそういう傾向があると少しでもわかっていれば、そうならないように気をつけることはできるわけです。
もちろん典型的なサイコパスだったら、どうにもならないですが、それはレアなケースだと思います。

一方、優しさや共感能力だけ高くて、それ以外は何のスキルもない人だけ増えてしまっても困るのです。
皮肉な話、現代社会で生き残れるのは『肩書きという幻想に自己陶酔して、選民意識を持ち、天使のような笑顔で悪魔のような冷酷な事が平然と出来る人』です。

でも、そうやって生き抜いても長い目で見れば世の中のバランスが崩れてしまうので少しも良い結果は生み出しません。

そうなると、やはり合理的では無くても、優しさや共感能力はあった方が良いのです。

ロボット先生は、きっと「人間には良い面も悪い面もあり、それらを自己受容して他者とバランスを取りながら共存していきなさい」と言っていたのだと思います。

夢とはいえ、まさか人間や神様の類ではなく、ロボット(心が無さそうなイメージの存在)に人間の在り方を教わるとは思いもしませんでした。

とはいっても、僕は霊能者でも何でもありません。ただの夢と言ってしまえば、それまでです。
とはいえ、僕にとって強い影響力を与えてくれた夢であることには変わりありません。

またロボット先生が夢に現れたら、具体的にどうすれば、人が人として幸せに生きていけるのか。どんな未来を目指せば良いのかを教えて貰いたいところです。

でも、「それを自分で考えられるのが人間なんだよ」と言われそうです。

 

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