ヤバイ人とは絶対に関わるな!~可能な限り関わる相手は選べ~

危険な人と出会ってしまったら出来るだけ逃げて下さい。 そして、諦めずに信頼できる仲間を探して下さい。

そもそも、親を基準に優劣や良し悪しを決めることがナンセンスなのです。
だから、親子だから、何から何までそっくりでなければならないという事はありませんし、服従する必要もありません。
最悪の場合でも、ぶつかり合っても、距離が出来てしまったとしても、それが人生の汚点であるとか、間違いであると思う必要はないのです。

小さい子供は特に繊細なので、親子関係で何かあると「もしかしたら私の責任かもしれない……」と自分を責めてしまう事もあります。
でも、必ずしもそうではないのです。
大人になっても、そのように思ってしまう方もいらっしゃいますが、そんなに自分を責める必要はありません。

ショッキングな出来事が親子、家族間であれば、当然、傷つきます。
誰だって家族はいつまでも仲良くしていたいと願っています。当然のことです。
だからこそ、傷つくのです。
だからと言って、相性の問題などは必ずしも誰かの責任というわけでもありません。
皮肉な話ですが、運だって影響しているかもしれません。

なので「これは私の前世が…」とか「私の家は呪われて……」とか、わざわざ、強引な解釈をしなくても良いのです。

そして簡単なことではありませんが、たまたま親子関係が行かなかっただけで、必ずしも憎しみ合う必要もありません。
心に深い傷は残っても、お互いが違う道に進めば良いだけです。
そう簡単には割り切れないかもしれませんが、憎しみの感情に支配されたまま生きるのは、もっと辛いことです。

 

家族以外の人間関係にも気をつけて!

ウォードは家族と関わりを断った後、ギャレットというオジサンと関わらざるを得ない状況になってしまいました。
これは、おそらく不可抗力です。

ドラマの話ではなく、一般論に戻します。
僕たちも、望むと望まざると、人間である以上は必ず誰かと出会い、関わり合います。

良い人に出会えれば良いですが、問題はそうではない人と出会った時です。
強い影響力を持った人に出会ってしまうと、取り込まれてしまう危険性があります。

そうすると、自分自身の人間性や性格も、どんどん影響を受けてしまいます。
もちろん、最初に自分に影響を与えるのは親ですが、親以外にも自分の人生に影響を与える人というのはたくさんいます。
それこそ、近所の友達だったり、学校の先生だったり、会社の上司や同僚だったり。
当然、100%自分で関わる人を選べるわけではありません。

ただ、あからさまに《生き辛さ》を与えて来る人に出会った時は細心の注意を払って下さい。
人は人によって磨かれます。
でも、磨かれる以前に、潰されてしまっては意味がありません。

学校でイジメにあっていたり、理不尽な体罰教師がいたら、必ずしも服従する必要はありません。
不登校という道を選んでも良いのです。

会社も、ブラックで過労死しそうだったり、ウツになりそうだったら、辞めてしまっても良いのです。

世間は、それらを「軟弱者」というかもしれません。
でも、軟弱でも生き伸びないことにはチャンスは生まれないのです。

「逃げて良い!」と言っても、逃げ道もなければ、逃げ場所も無く、レッテルを貼られて差別や迫害を受けるだけと思うかもしれません。

必ずしも逃げるということが正解ではありませんし、どっちも正解かもしれませんし、どっちも負正解かもしれません。
ただ、選択肢はあるのです。

何処かの段階で、自分の話を聞いてくれて、助けてくれそうな、信頼できる仲間を見つけて下さい。
ここが最重要です。

「どうせ誰も、私の事なんか……」と思った時点で、チャンスは逃げてしまいます。
人間不信になってしまうと、どれだけ辛いかは僕も知っています。

でも、人は独りでは生きてはいけません。
だから、誰かが理解してくれるまで、決して諦めないで下さい。

ここで、変な人と接点を持ってしまうと、それこそウォードみたいに悲惨な人生になってしまいます。
また、危険な人と出会ってしまったら出来るだけ逃げて下さい。
そして、諦めずに信頼できる仲間を探して下さい。

「逃げ癖は良くないよ」とか「逃げてばかり」と言われるかもしれません。
しかし、逃げなくては生き延びられない事だって現実にはあるのです。

そして、心を許せる人と出会えたら、警戒心こそ残っているかもしれませんが、信じる心も忘れないで下さい。
ここで「どうせ私は……」とかネガティヴに考えてしまうと、人生を変えてくれるかもしれない出会いを棒に振ってしまいます。
絶対にふてくされないで下さい。

 

ウォードから学ぶ

しつこくドラマの話をして恐縮ですが、ウォードは本当に最悪な人間関係の連続でした。
そして嫌われたまま死んでしまいました。
確かにウォードは不幸な人ではあったのですが、彼にも人生をやり直すチャンスはあったのです。
もしも、途中で本当の仲間が誰なのかをきちんと理解できてさえいれば彼の未来は間違いなく良い方向に進んでいたと思うと残念でなりません。

もちろんフィクションではありますが、彼から学べる教訓は多々あります。
どんなに辛い状況でも、本当の仲間の見極めを間違えないこと。

……って、また生き返って出て来たりして。

 

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