SNSの謎文化!! 『あいさつおじさん』から学んだ大切なコト!? その2 ~あいさつおじさんと潜在意識~

生きていると色々な事があります。気づいた時に、改善を。健全な習慣が健全な人生を作るのです。

たとえば「朝、歯を磨いちゃダメだよ!」と急に言われたとします。言われた通りに歯を磨くのを止めてみようかとしても、何か落ち着かない感じがすると思います。口の中が汚いとか、そう言う問題ではなく、気持ち的に違和感があると思うのです。実際に歯磨きを止める事は出来ても、何か落ち着かない違和感だけは残ると思います。
「じゃあ、歯磨きはダメだけどうがい薬をあげるから、それに留めて!」と言われたらどうでしょうか。「ブクブクするだけだと、やっぱり落ち着かないな……。ゴシゴシと磨きたい気がする……」と思うのではないでしょうか。
「歯磨きはしても良いけど、歯磨き粉を使わないでね!」と言われても、やはり違和感を消す事は出来ないと思います。余談ですが、僕はあまり歯磨き粉を使っていません。重曹を使って歯磨きをしています。スッキリしますし歯もキレイになるのでお勧めですが、やり方を間違えると歯を痛めてしまいますので、事前に調べてから行って下さいね。

そう考えると、あいさつおじさんが頼んでも『あいさつスパム』をなかなか止めてくれない理由が見えて来ます。善悪の判断は関係ないと言う事も大事ですが、それ以上に止めると違和感が残って気分が悪くなるのです。

これが世間から見て良い行い、好意的な行いなら、やらないと違和感があるから継続してしまうと言うのはむしろ良い事です。たとえば、毎日勉強するとか、毎日運動するとか。あるいは、一日一善とかですね。これなら、遠慮なく習慣化させて今後も継続して欲しいところです。

ただ、これがあまり嬉しくない行動の場合は厄介なのです。あいさつおじさんは、本当は悪意なんて無いのだと思います。嫌がらせのためにスパムをしているのではないと思うのです。もしかしたら習慣化こそしていても「これって実は意味ないんじゃ……」と内心疑問を抱いている方も何割かはいると思うのです。

あいさつおじさんは薬物依存ではないので心の在り方を変えれば改善の余地はたくさん残されていると思います。しかし、止めるためにはきっかけが必要です

「そのうちタバコみたいに『あいさつおじさん外来』なんていうのが出来るかもしれない」なんて悠長な事は言っていられません。

間違った習慣を潜在意識に植えつけて、気がついたら自動的に嫌われ続けていく人生。そんな人生は誰にも歩んで欲しくありません。

できれば、ここで習慣や潜在意識のパワーをきちんと理解して、その上で『あいさつスパム』を間違って(?)習慣化してしまったらどうなるかを考えて欲しいのです。

まだ『あいさつおじさん』という概念を知らない人は、これを機に軽く頭に入れて置いて貰えればと思います。
まだ習慣化していない自覚症状のある『あいさつおじさん』は、潜在意識に『あいさつスパム』が刻み込まれる前に、今すぐに止めて下さい。今ならきっと、間に合います。
「俺は……『あいさつスパム』をやめると、具合が悪くて仕方が無いんだ……」という末期症状になる前に改善して下さい。

心からあいさつが好きな方は、早起きして街頭に立って、すれ違う人たちに元気に「おはようございます!」と声をかけてあげてください。またはボランティアとして通学路に立ち、子供たちを見守りながら、大きな声であいさつをしてあげてください。それなら、好きなだけあいさつが言えますし、嫌われるどころか感謝されるかもしれません。

潜在意識はとても大事ですが、潜在意識は必ずしも理性と一致するわけではありません。
生きていると色々な事があります。
気づいた時に、改善を。
健全な習慣が健全な人生を作るのです。

 

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