過食症・拒食症と言う病名が付かなくても、食べすぎや食欲不振で困っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は意外な視点からの、過食・拒食に関する記事です。
フード(風土)ヒーリングで過食になる人
「これは料理を作る側のあなたや久恵先生には判らない事だと思うよ」
わたもりのお店は身体・心・魂全てを見るカウンセラーのわたもりと、Trinityにも執筆中の食事法の吉田久恵先生、そして、私のスピリチュアルに関する師匠の流輝先生の3人で運営していますが、この言葉は流輝先生に言われたものです。
久恵先生独自の食事法フード(風土)ヒーリング(以下FH)は身体や心、体質、霊的問題を、食べ物をはじめとして万物の性質を知り、宇宙法則にのっとってバランスの取れた中庸に保つ食事法です。
素直に真面目に実践された方は健康を取り戻し、ふくよかな方は痩せ、痩せている方は適正体重になり、食べ物に対する正常な感覚を取り戻すのですが、中には何故か過食になってしまう方がいらっしゃいます。
食べても食べても満足できず、いくらでも食べてしまう。
上記の言葉はそう言う過食の方について話し合っていた時に出てきました。
「栄養とか、安全な食材とか、陰陽バランスとか、そう言う事じゃないんだ。
それは、それまでその人が誰に食事を作ってもらい、どんな風に料理されたものを食べて来たかが関係するんだよ。
どんなに高い食材を使っていても、バランスが良くても、見た目が良くても、心のこもっていない物を食べて来た人は、その人を真に思って作られた料理を食べ始めると、止まらなくなるんだよ。
心を込めたもの、というのが、その人の本当に欲しかったものだから」
今までも過食症、拒食症の方のご相談を多くお受けしてきましたが、それは衝撃的な言葉でした。
私には相手を思って料理するのは当たり前ですし、たとえ一人暮らしでも、自分の体調に合わせてほとんど手作りしていました。
「だからあなたには、心が満たされない物を食べて来た人の気持ちは判らないと思う」
確かに、私には想像もつかない心境だと思います。
過食・拒食の意外な理由
拒食症、過食症は心の問題とされることが多いのですが、今までお受けしたご相談では、次のような例がありました。
・過敏体質HSPで化学調味料や農薬を身体が拒否し嘔吐
・調味料が本物では無いため本物の味を知る「魂」が拒否する
・本当に欲しい食べ物が身体に入ってこないのでどんなに食べても食欲が満たされない
・食事で陰陽バランスを大きく崩し、バランスの取れる食品を大量に食べてしまう
・身体に毒となる食品を大量に食べたため、毒消しとなるものを大量に欲する
沢山食べたいのは身体が本物の食品を欲するから。
吐いてしまうのは、現代で手軽に手に入る食品はいずれも身体に毒となる食べ物だから。
身体がバランスを取ろうとして、例えば肉の毒消しには林檎やスパイス類を欲しますが、偽物のリンゴジュースや化学調味料だらけのカレーだと、過敏な方は身体が受け付けないのです。
これは過敏な方が異常なのではなく、むしろ正常な感覚を持っているから起こる反応です。
以前書いたこちらの記事をご参照ください。
「HSPの現代での役割―わたもりのHSP講座」
心を込めると言う事
現代はある意味で便利になったかもしれません。
手間暇をかけなくても食べられるものが沢山あります。
その分、「心をこめる事」はどこかへ置き去りにされているかもしれません。
勿論、食品メーカーの方が心をこめているかもしれません。
でも、人が求めるのは、顔も名も知らない誰かの心でしょうか?
特別なものじゃ無くて良いのです。
ただ、炊いた白いご飯で良いのです。
久恵先生はご飯を炊く時に、「おいしくな~れ」と家族が喜ぶ顔を思い浮かべながら一混ぜして炊きましょうとおっしゃいます。
判りますか?
こう言うのが、本当のスピリチュアルです。
不便な時代の人の多くが持っていたかもしれない、真に必要な、見えなくても、確かにあるもの。
オーラだの龍だの前世、神、宇宙人を自己顕示欲や興味本位で語る事じゃありません。
私達は後世の世代のどれだけの人々に、「心をこめる」事を伝えていけるでしょうか?
このスピリチュアルな力は、今この瞬間からでも、誰にでも発揮できるのです。
どうか、未来の誰かに届きますようにと、願ってこれを書き記します。
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