自分に「降参」する — 頑張り過ぎ屋さんが楽に生きられるようになる方法

頑張っても頑張っても上手くいかない、幸せになれないという方はいらっしゃいませんか?

努力しているつもりなのに、いつも何か失敗して、人から責められ続けている。
逆に、褒められても、評価されても、「もっと頑張らなきゃ」と常に肩に力を入れていて、どうやって力を抜いたらいいのか判らない。

今回は、頑張らずに楽に生きる方法について書きます。

 

過去の失敗でフラッシュバック

頑張るのが悪いことだとは言いませんが、次のような方はいませんか?

・頑張り過ぎて身心を壊す
・出来ない自分を責める
・自己卑下し過ぎる(とよく言われる)
・「自分はぜんぜんダメで」が口癖
・過去の失敗を思い出して「わ~~~!!!」っとフラッシュバック
・頑張っても仕事が終わらない、うまくいかない
・努力しても、どうして上手くいかないのかさっぱり判らない
・頑張れば頑張る程、他者から責められる

私のクライアント様にはこのタイプの方がとても多いのです。
とても真面目で努力家で、思いやりも、礼儀も常識もあるのに、自分はダメだと責め続け、周囲からもダメ出しをされ、悪循環でどんどん人生が辛くなっていく。

カウンセリングの定石では「自分が自分を責めるから、周囲にも責める人が寄ってくるんです」「自分を大事にしましょう」と言いますが、残念ながら、人生はそんな通り一遍のアドバイスじゃ好転しません。

 

実は昔の私もそうでした

私の昔の座右の銘は「人生これ努力」。
成績は割と良い方で、評価されることも多かったのですが、私は常に「自分はダメだ!」「もっと頑張らなきゃ!」と自分を追い立てていました。
実際発達障害の「ADD=注意欠陥」があり、失敗も多かったのに必死に繕い、他者からはそう見えなかったようです。

でも、結婚、出産等自分のキャパを超える状況になり、出来ない事ばかりだと自分を責め「自分は生きている資格がない」と鬱病になり離婚しました。
それは、それまで必死に取り繕っていた私にとっては、「胡麻化しきれない失敗」でした。

それから、挽回の為、更に頑張りました。
鬱病を自力で治し、仕事、子育て、PTA活動、ボランティア、地域づくり活動等、「どんなに努力しても足りない」と、評価されても満足できません。
再婚し、良い嫁、良い妻、良い母になろうと必死に努力しましたが、うまくいかない事ばかりで、最後には力尽き、何もかも失う事になりました。

 

自分に降参しましょう

私はずっと、自分はダメ人間で、100点満点中50点以下の人間だと思っていました。
人からは70点くらいに見られても、実際はダメダメで、必死にごまかしているだけ。
一方で、努力すれば80点、90点になれるかもと頑張っていたのでしょう。

全て失った時、私は自分にも人生にも「降参」したのです。
私は50点ですらない、何も持たない0の人間だと。

そうしたら、どんな事が起こったと思いますか?

私は、やっと、楽になれました。
私は何もない人間だと思ったら、ほんの少し何か出来るだけで、
「こんな私でも、出来た!」
と、喜ぶことが出来たのです。

肩に力を入れてやっていた事も、楽にスッと出来るようになり、「失敗しても当たり前」「ダメだったらまた一から始めればいい」と思えるようになりました。

誰かが私を非難しても、
「元々私、たいした人じゃないのに、こんな私に何言ってるの?」
と、気にせずにいられるようになりました。

自分は、出来なくても、褒められなくても当たり前の人間だと思った時に、やっと評価や非難から自由になれたのです。
自己卑下しているようで、実は過大評価していたから、ダメじゃなく見せようとしていたのですね。

自分を責めていた私が、自分を好きになって行き、「良い人になる為、評価される為」じゃなく、ただ、それをしたいからする。
それはどんなつまらない事でも、純粋な喜びでした。

そこからは素直に、自分が楽しくて、嬉しくて、幸せな行動を選べるようになって行きました。
「自分を愛する為に」という理屈でするのではなく、純粋な行為として。

もし、頑張っても人生がうまくいかない方は、一度「降参」してみてください。
でも、自分を投げ捨てるような「諦める」じゃないですよ。
自分と戦うのをやめて「降参する」のです。

「人間、そんなたいしたもんじゃない。でも、それで良いんだよ」と、認めてみてください。
0になった時、肩の力が抜けて、そこから新しい景色が見えてくるはずですから。

 

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