HSP・過敏なのにニブイ人―わたもりのHSP講座〜変えられるのは自分だけ。他者は変えられない〜

もし、周囲に過敏なのにニブイ人がいて迷惑を被っている場合は、全速力で離れましょう。たとえそれが身内だとしても。

HSPは5人に1人存在すると言われている生まれつきの過敏な性質で、精神疾患やニート、引きこもり、不登校などの原因となる場合もあります。

私はHSPの方専門のカウンセリングと生き方の対処法をお伝えするHSPサポートをさせていただき、もうすぐ3年になります。
HSP当事者の方だけじゃなく、当事者ご家族のご相談も沢山お受けしてきました。

その中で同じ過敏なHSPでも色々なタイプの方がいると気づき、今回はその中でも「過敏なのにニブイ人」について書きたいと思います。

 

過敏なのにニブイ人

HSPサポートの中では私オリジナルのHSPチェックテストをさせていただきます。
けれど、今回書こうとしていることはそのチェックテストの結果には関係ありません。
それでHSPと言う結果が出たとしても、様々なタイプの方がいるからです。

五感や超感覚が過敏でも、ニブイ人がいます。
何にニブイかと言うと「他者の痛み」に鈍いのです。

過敏さを周囲の人の気持ちを読み取り、操ることに使うので、周囲の人も振り回されてしまいます。
自分の恋愛や仕事、人間関係を含め人生がうまく行かないのは、HSPを理解しない周囲の人や世の中のせいだと主張し、同じように過敏な性質でも同じ世界で自分を律し他者を思いやって生きている人が大勢いる事には思い至らないようです。

これをお読みの方にも周囲に思い当たる方がいらっしゃいませんか?
これを書くことでショックを受ける方もいると思い躊躇していたのですが、これをお伝えすることが今お困りの方の一助になると思い書かせていただこうと思いました。

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過敏なのにニブイ人の特徴

・自分の痛みには過敏だが、他者の痛みには鈍感
最大の特徴は、他者への思いやりがない事です。
他者の氣には過敏なのですが、自分も嫌な氣を出していると思い至らないようです。
HSPだからあれもこれも出来ないと、周囲の人にやるよう求めます。
HSPの本を読んで「自分は良心的」とし、他者を非良心的と非難しますが自分を顧みることはありません。
過敏さをあら捜しに使い、批判や悪口を平気で言えます。
怒られて当たり前の状況で「自分はHSPで傷つきやすいからそういうことを言わないで」とHSPを判ってくれないと嘆き、相手がそうせざるを得なかった事をくみ取れません。
HSPを理解してほしいと主張しますが、非HSPの気持ちは理解しようとしません。

・HSPを言い訳に使っている
自分を守る為のプライドはあっても「人として恥ずかしい事をしない」というプライドは持ち合わせていないので、「HSPだから仕方ないの」「だって傷ついたから」と平気で言い訳し、時には犯罪と言えることもします。
そして都合が悪くなるとHSPや精神疾患、発達障害、アダルトチルドレンなどを持ち出します。