HSPは治療できる? 診断と治療―わたもりのHSP講座2

HSPと非HSPは全く違う生き物だと思ったほうが良いのです。 HSPにはHSPに合った生き方があります。

私はメンタルコンサルティングTerraを開店して以来、2年間、日本全国から寄せられるHSPの方のご相談をお受けしてきました。
ブログ「私の中の森」では2011年からHSPについて書いていたので、開店以前から自然にご相談をいただくようになっていたのです。
現在は多くの方から「いつも貴重な情報をありがとうございます」と言っていただけます。

前回から始まった「わたもりのHSP講座」、今回は一番多いご質問について書かせていただきます。

 

HSPは病院で診てもらえるのか?

前回の記事ではHSPを全く知らない方のために本当に初歩的なことを書きました。
少し、物足りない方もいらっしゃったかもしれませんね。
私が何故HSPサポートをするようになったかという部分に、実はHSPが楽に幸せに自由に生きられるヒントが沢山あるのですが、判ったでしょうか?

さて、全国から寄せられる一番多い質問は「HSPを診てくださる医師や病院について」です。

大前提として、HSPは心理学用語なので、知っている医師は少ないと思ったほうが良いでしょう。

私がHSPの診察、診断をしていらっしゃると認識しているのは北海道立緑ヶ丘病院(北海道河東郡音更町)の長沼睦雄精神科医師のみです(H28年3月現在)。
長沼医師は神経発達症(発達障害)診断テストの一環としてHSPについても診ていらっしゃいます。

HSPは生まれつきの性質なので治療の対象になるものではありません。
ただし、HSPが原因でうつ病などの精神疾患、下痢、嘔吐、消化器の不調などが二次障害として現れる場合、一般的な病院ではHSPだとはわからないまま二次障害の症状について治療することが多いようです。

診断を受ける必要性については、HSPが原因で仕事を長期に休むなどで診断書が必要な場合くらいしか私は思いつきません。

ぶっちゃけたことを言うと、診断を受けたところで何も変わりません。

診断を受けてもHSPの治療法はないので、病院では診断のその先がないのです。
万が一薬があるとしても、HSPは西洋医学薬で副作用が出やすいのでお勧めいたしません。

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治療できないなら、どうしたら良いのか?

HSPは生まれつきの治らない体質なので、前回もお伝えした通り、知り、理解し、対処法を考えるしか方法はありません。

長沼医師はHSPと診断した方には説明のプリントや、お勧めの書籍などをお伝えし、まずはHSPについて学ぶことを勧められるようです。
そのうえで困っている人には「メンタルコンサルティングTerraに行ってください」とお伝えしてくださっているそうです。
実際長沼医師の診断を受けた沢山の方がTerraへご来店くださっています。

ちなみに長沼医師が検査のために使っていらっしゃるのは私が作成した「わたもり式HSPチェックテスト」です。