こんにちは。リーディングアート作家の月森 雅(みやび)です。
今年の冬はとても不思議な陽気が続いています。
まるで、もう今までの常識は通用しないよとでも言われているみたいです。
自然の一部である私達は日常のほんの小さな出来事からも、大きな氣付きを得られるんですね。
有り難いです。
では、前回の続きを書いてみたいと思います。
スピリチュアルな世界では、本当に様々な経験を致しました。
初めて「エネルギー」というものに触れた時は、正直よくわからなかったのですが、今から思えば元々サイキックが強かったので、普段から無意識のうちにその力を使っていたようにも思います。
子どもの頃、あるテレビでお寺の住職様が、「痛いところに手を当てるから『手当て』というんだよ。
」「痛みは自分で治せるんだよ。」と話しているのを見て、見よう見まねで自分の体に「手当て」を行っていました。
まだ小学生の時です。
でも不思議とその「手当て」はよく効いて、ちょっとした痛みなら自分で治していました。
まだ何の知識もない頃です。
その頃はエネルギーなんていう言葉は知りませんでしたが、愛読書が「不思議の世界」を発信している雑誌でしたから、何らかの影響はあったのかもしれません(笑)。
大人になった今ではある程度の勉強をし、知識も得てエネルギーを使っていますが、エネルギーの伝授を受けた最初の頃はティーチャーから「使えるようになったのだからたくさん使いなさい。」と言われ、それを真に受け、あちらこちらで使っていました。
今から考えると身の縮むような事です。
それは基礎知識のない幼稚園児に包丁を渡すようなもので、幼稚園児でもきちんと教えればそれなりに使うことが出来ますが、いきなり渡せば人を傷つけたり、あるいは自分自身を傷つけたりもします。
でも、もらった幼稚園児は何でも「切れる」から面白くて夢中で使ってしまうのですね。
それが本当は「危険」と隣り合わせとも知らずに。
最初の頃、私の伝授してもらったエネルギーも、まさにこれでした。
不思議なことがたくさん起こるので面白くて仕方ありませんでした。
でもこれが落とし穴に繋がって行ったのですね。
この時喜んでいたのは、実は私の中にある「エゴ」の部分でした。
もちろんそんなことは私自身意識していませんでした。
「特別感」「承認欲求」見て見て私スゴイでしょう。
このような感情は「エゴ」の大好物だったのです。
そしてそれはいくら感じても決して満たされることのない感情でした。
さらにこの感情は、自分では認めたくない見たくない感情でもありました。
「私が楽しいのだから、喜んでいるのだからいいじゃない。」
この喜びは、本当はどこから来る喜びなのでしょう……。
そしてその喜びの奥深くに隠れている本当の感情は何でしょう。
私がその答えに辿り着いたのは、つい最近の事です。
長い間、私は自分の「エゴ」の喜びを本当の喜びだと勘違いしていました。
なので、喜びながらもどこか苦しさも味わっていたのです。
この世界で起こる出来事に、無駄な事は一つもないと言われていますが、私もこの体をもって経験しました。
出来事にどっぷり浸かっている時には「本当の自分」は見えません。
しかし苦しみながら、もがきながらでも「今」目の前にあることを懸命に生きていると、必ず何らかの道が開けるのです。
必ずです。
世の中には耳障りの良い言葉がたくさんあります。
もちろん言霊なのでそれも大切です。
ですが、深い闇から這い上がるような叫びもまた、「光」に通じる道となる事もあるのです。
落とし穴に落ちたらそこには同じように落ちてしまった人がいて、いつの間にか和氣あいあいと群れていたら、そこが落とし穴だと忘れてしまった……。
そんな経験も実は無駄ではないのです。
それも経験したかっただけなのですね。
ただ、私は途中で氣がついて這い上がってみたのです。
上がってみたら、心配そうに待っていてくれた「仲間」がいました。
そして、私の「席」も用意されていました。
この世界どういう生き方をしても、全てが正解なんです。
基本は、「そこは芯から心地よいか」です。
それを見極めるのは、自分の偽りのない感情です。
正直な思いです。
だから、自分自身と向き合うことが一番大切なんです。
自分自身を知ることが一番必要なんです。
そのお手伝いが少しでも出来たらと思います。
クリスマス前の12/22、ひとつの変容へと向かうタイミングです。
会場でお待ちしております。
次回は、落とし穴から這い上がった先に用意されていた私の「席」について書いてみたいと思います。
12月22日(土)に開催される
癒しフェアinエルアウラでセッションをします。
https://www.trinitynavi.com/products/list.php?category_id=402
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