自分の「前世」と「今世」の関係 それをひもとけば、未来が見えてくる

いったい自分は過去にどんな人生を送ったことがあるのだろうか? 自分の「前世」とはどんなものだったのだろうかと考えてみたことはあるでしょうか? あなたの「前世」は今のあなたの人生に、実は多くの影響を与えているのです。
前世

「輪廻転生」という言葉を何度が耳にしたことがあると思います。

つまり「生まれ変わり」ということです。
一旦は死んであの世にいった自分の魂が、この世にまた生まれかわって新たな人生を送るということです。

そういう事象を信じない方が多くいらっしゃることと思いますし、それはそれでかまわないと思います。

しかし自分の「前世」をなんらかの方法で知ることができたなら、現在自分が抱えている問題の理由、なぜこうなったのかを理解しやすくなることも事実です。

それは職場での人間関係かもしれないし、家族との問題かもしれません。

また恋人に執着してしまうのも前世の因縁からかもしれないのです。

 

「前世」と輪廻転生

人間は実は何度もこの世に輪廻転生を繰り返していると言われています。

あなたもある時は男性として、ある時は女性として、あるいは日本で、もしくはアフリカで、またはヨーロッパのどこかで人生を送った過去があるかもしれないのです。

時として『自分の「前世」はハエだったのでは?』などと考えている人もいるようですが、通常人間は人間にしか生まれかわらないと言われています。

また、ひとつの人生を終えて、次に生まれ変わってくるまでに、今までの人生での自分の行動を反省し、師となる人々とあの世で何度も会議を開きます。

そして次に生まれ変わる前に、次の人生では自分は何を学ぶべきか、何を乗り越えて達成するべきかという課題を決め、人生の設定を自分でしてから生まれ変わってくるのです。

したがって、現在自分が苦しんでいる何か……、それも実は自分が生まれてくる前に自分で自分に仕掛けてきた試練と言えるのです。

「そんなバカな!」という声がたくさん聞こえてくるようですが、冷静にひとつひとつ現在直面している問題を考えてみると、納得できるようになってくるかもしれません。

前世

 

「前世」を読み解くと

では「前世」が今世にどのような影響を及ぼしているのか、具体的にわかりやすく書いてみます。

女性のAさんはBという男性に出会い、非常に惹かれてしまいます。どうしても彼と一緒になりたいと思い、なんとか結婚にまでこぎつけたのです。

しかし実際に結婚してみると、BさんはAさんに対して浮気をしたり、不誠実が続き喧嘩も絶えなくなりました。それでもAさんはなぜこうなったのかまったく納得ができませんでした。

彼女の「前世」を透視で見てみると、一番近い「前世」で、男女が逆のパターンで出会っていました。

大恋愛の末、一緒になったふたりでしたが、実はそのときにはAさんがBさんに対して、不誠実を働きBさんを苦しめ続けていたのです。

そして今回出会ったときにすごく惹かれあったのは、そのときのカルマを解消するための仕掛けだったのです。

また今回はある意味でBさんがAさんにされたことを仕返しのようにして、どんな気持ちになるかわからせるために起こったことだったのです。

これでふたりの関係にバランスが取れ、カルマが解消されることになりました。

このことを説明するとAさんは涙を流し、『胸のつかえがすっかりと取れました』と状況を理解し、今後のことをよく話し合いますと帰って行ったのでした。

前世

 

「前世」を知る方法は?

では自分の「前世」はどのようにすれば知ることができるでしょうか?

「前世」において自分がどういうことをしていたかというのであれば、今世で自分が好きなこと、得意なことはだいたい「前世」においても行っていたことです。

たとえば歌うのが大好きという人は「前世」で、ヨーロッパの教会の聖歌隊で歌っていたとか、踊ることが好きというひとは「前世」でも、どこか違う場所で踊り手として活躍していた可能性は大です。

具体的に「前世」を知りたい場合、今まで自分が生きた多くの「前世」の中から、今自分が抱えている問題を読み解くために、その問題とかかわりのある「前世」を霊能力のある人なら、透視などで見ることも可能です。

また退行催眠で「前世」へと戻してもらって、そのときの自分の様子から、現在起こっている問題解決の糸口を知ることができます。

あるいは瞑想が得意な人は、自分で「前世」まで瞑想で戻ってみることも可能でしょう。

ただし退行催眠や瞑想においては、セラピスト、あるいは自分自身で瞑想をする場合には、経験が豊かであることが必要です。

実際に自分が見た映像が、本当に自分の「前世」なのか、あるいは映画などでみた1シーンが混ざってしまっているのか、区別がつかない場合もあるので、気をつけましょう。

まちがった「前世」を信じ込んでしまうと、問題の解決にはなりません。

また遊び半分で「私の前世ってなんだったんだろう?」と霊能者と通して守護霊にお聞きするのもあまり好ましいとは言えません。

自分が本当に必要だと思ったら「前世」をさぐって、今後に役立てるようにしてみてくださいね。

 

ホームページ:https://tarotreiko.amebaownd.com

 

《伊庭野れい子(いばのれいこ) さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/tarotreiko/?c=153236