あなたの瞳が物語る健康状態とその未来、 「虹彩カウンセリング」の不思議

「目は口ほどにものを言う」と昔から言われています。私がハワイで出会った日系人女性は、まさに人々の瞳を見るだけで、その人の健康状態を言い当てることができる「虹彩カウンセラー」と呼ばれる人だったのです。 実際ほんの少しの時間、虹彩を調べるだけで出てくる、そのデータの正確さには、まったく驚かされるものがありました。

ハワイ在住時に、「面白い人がいるよ」と知人から紹介を受けてお会いしたのが、「虹彩カウンセラー」のシャーリーン・宮村さん。
「虹彩カウンセラーとはなんぞや!」と思いつつも実際にカウンセリングを体験してみると、驚きの連続でした。

彼女はフラッシュライトと虫眼鏡を使って、私の虹彩を調べるという、一見原始的、かつ超シンプルな方法による30分ほどの診断だけで、私の体調や体質を言い当てたのです。

目の瞳孔の周りにある色のついた部分、虹彩にはその人だけの情報がたくさん詰め込まれていて、簡単な検査ひとつで現在隠れているかもしれない疾病、慢性病、将来発症するかもしれない病気まで見抜くことが可能であることを、その時初めて知ったのでした。

 

虹彩分析の歴史

実はこの虹彩を分析する方法は、非常に古くから世界各地で使われてきた健康診断方法だったのです。
ある意味、古代から行われてきた神秘的な治療法であったとも言えるでしょう。

その起源はインド、エジプト、中国など色々な説がありますが、定かではありません。

しかしながら、ハンガリーの医師、J.Peczliが子供の頃に、森で足の骨が折れたフクロウを見つけ、そのフクロウの虹彩に垂直に黒い線が入っていることに気がつき、疑問を感じました。

そしてそのフクロウの観察を続けていると、なんとフクロウの足が治ると共にその線も消えゆくことを発見したのでした。

その後彼は医師となり、病気の人たちの虹彩がどのように変化をするかの研究を続けました。

すると虹彩と身体の各器官との関係を特定するに至り、今日の虹彩分析の基礎を築くことができたのでした。

現在では、この虹彩分析を実際の医療現場で取り入れている国は、世界中にたくさんあるようですが、残念ながら日本ではまだ医学の分野では認可されてはいません。

 

虹彩分析のメリット

虹彩は、身体の各器官、脳や神経と繋がり、血管や肉体のあらゆる情報を兼ね備えています。

虹彩分析では、右目の虹彩は身体の右側を、左目の虹彩は身体の左側を表しています。

身体に異常が生じると、脳から虹彩にその情報が伝わることで、虹彩には異常が見られるようになるのです。

虹彩のどの場所に異常が現われているかで、どこの器官が悪いのかがわかるチャートも存在しています。

従って両目の虹彩を診断してもらえば、的確に身体のどの部分の具合が悪いかは一目瞭然ということなのです。

しかも検査に痛みもなければ、時間もかかりません。
それにどんな病院でも原因を見出せなかったような病気でも、この虹彩分析を使えば、その原因が見えてくるのです。

身体の悪い部分の原因がわかれば、それを治療する手段は西洋医学を用いても、あるいは東洋医学を用いても、それは本人の希望するものを選ぶこともできます。

 

個人認証や、占いにも利用される虹彩分析

虹彩は指紋と同じく、人によって全く違うものなので、最近では空港での入国手続きの際に、この虹彩認証を用いるところも増えてきています。

今後も虹彩の情報を、セキュリティー目的で使用することが世界中で増えてくるとが予想されています。

また、虹彩を用いた占いも、実は3000年以上昔からエジプトやインドなどで行われていたのです。
虹彩にある模様を読むことで、その人の先天的、あるいは後天的な運命がわかったりもするのです。

霊能者の中には、この虹彩を使って前世を読むことができる人も存在しています。
通常その人の男性であったときの前世は右目に、女性であったときの前世は左に現れるとされています。

日本にも虹彩カウンセリングを行っている方は、何人もいらっしゃるようです。
興味のある方は一度ネットなどで検索してみてくださいね。

自分でもウェブ・カメラを利用して、自分の虹彩を撮影してみると、自分の虹彩にはどのような特徴があるのか、見てみるのも興味深いのではないでしょうか?

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