具合が悪い時! 匂いや食べ物に敏感になるのはなぜ⁉︎〜調子が良くない時、具合が悪い時は、私たちの体のセンサーが高くなっています。〜

食べるにしても、食べた時に内側での作業の足を引っ張らないものを 体は自然と欲します。

「いつもは食べないものが欲しくなるのは、それこそ体のメッセージです。」

調子が良くない時、具合が悪い時は、
体の中が混み合っている時です。

私たちの体にはホメオスタシスという
生命を維持するネットワークシステムが張り巡らされ、
体温や酸素や塩分濃度やホルモン値などなど、
あらゆるものが常に完璧に整えられるようになっています。
私たちが意識しなくても、この仕組みは驚くほど完璧です。

体の中に老廃物や毒素など、不要なものが溜まってくると、
ホメオスタシスの完璧な仕事がやりづらくなります。

そこで、具合が悪くなることで、
「あの〜! ゴミがいっぱい溜まってて、仕事しづらくなってます、こちらを見てください」と、体がメッセージをくれています。
または、「今、ゴミの処理を始めました。免疫力を高めてフル稼働していますから、ちょっと熱が高くなっていますよ。エネルギーを今、この処理に向けていますから、休んでもらえませんか! あなたが脳や体全体を使って仕事をしていると、この処理活動に向けるエネルギーが分散するので時間かかりますよ」と、実際に処理が始まって具合が悪くなっている場合もあります。

内側ではたくさんのことがされています。
今、内側でやっていることに体は集中したいのです。

そんな時、外から食べ物が入ってくると、
今度は消化にもエネルギーを分けなくてはなりません。
消化のエネルギーは想像以上に高いものです。

例えば、加工された食品や脂肪の多い食べ物は消化に時間もエネルギーもたくさん使われます。
そうしたものを食べてしまうと、体はさらに仕事が困難になってしまいます。

そこで、具合の悪い時は食欲をなくします。
今は外から取り入れるより、内側を整えるためです。
食べるにしても、食べた時に内側での作業の足を引っ張らないものを
体は自然と欲します。

 

いつもは食べないものが欲しくなるのです。

それこそ、体のメッセージです。

調子が良くない時、具合が悪い時は、私たちの体のセンサーが高くなります。
調子が良くない時、具合が悪い時ほど、自分の感覚を信じてください。
体は常にバランスのとれた状態にするためだけに、活動しています。

あなたのセンサーは素晴らしく機能しています。
具合が悪ければ悪いほど、センサーはしっかりと機能しています。

 

 

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