コロナストレスに負けないカラダ作り～心と体に響く中医学～体を動かすことや笑うことが少なくなっていませんか

こんにちは、五感を通じて心と体に響く中医学をお伝えしている鍼灸師のスミヨです。

昨年の３月末から世界は本当に変わってしまいましたが、１年以上、不安や様々な制限が起こり今まで以上に日常の中でストレスや抑圧感を感じる日々が続いていますね。

わたしはセラピストやヨガ、講師の仕事を通じて様々な方と接していて思うのですが、気づかない間にコロナストレスで疲れている方が多くなってきたと感じます。

中医学の世界ではストレスは気滞（気の滞り）を起こすと考えられています。

気とは生命エネルギーのことで私たちの生きる源です。
その気が全身を巡ることで体はスムーズに動き健康でいられるのですが、反対に気が滞ってしまうと体の様々なところで渋滞が起きて体がスムーズに動かなくなり、筋肉がコリやすくなったり痛みを起こし、酷くなると内臓など様々なところにもトラブル発生してくると云われています。

そして感情にまで影響をしていきます。
もっとも影響されるのが「怒り」です。
ストレスで気滞になるとイライラやピリピリ！　心も体も緊張状態が続きます

そういえば……
最近、イライラしやすくなったかも？
周りの人や物事は嫌に感じたり、不満が増えた
肩や腰など体が以前より凝り固まっている
喉がつっかえる感じや体が窮屈に感じる

そんな覚えがある方はもしかしたらいつの間にかストレスで気が滞っているかもしれません。

しかし今の状況を簡単に変えることは難しいかもしれません。

昔読んだ本にこんな言葉がありました

「変えられるものは変える勇気を！　変えられないものを受け入れる冷静さを」

そのときは若かったので冷静さってなんやねん!?　などと思いましたが（笑）

若いときはなんとか努力すれば変えれるのでは？　と思って変えれないものを変えようともがいてエネルギーを使い、気を消耗して疲れていました。

この言葉に出会って少しずつ今の自分には何が変えれるのか!?　を考えて、今できることをしていけば良い方向へスムーズに変わっていけることができるようになってきました。
そうしてできることを変えていけば、いつの間にか変えられなかったものも変わっていることもあることもわかってきました。

今のコロナの状況をすぐに変えることは難しいかもしれませんが、今の私たちはコロナストレスによる気の滞りを改善することで心と体を良い状態に変えることは少なからずできます。

気の巡りを良くして気滞を改善する方法を中医学の観点からお伝えしますのでぜひコロナストレスに負けない体作りにお役立て下さい。

まずは食事から

香りのある香味野菜や柑橘類は気の巡りを改善してくれる働きがあるので食事に取り入れるとよいです（ミント、セロリ、しそ、バジル、ミカンなど）お茶ではジャスミン茶、ミントティー、カモミールティーなどもストレス発散に良いです。
あと酢にも気を巡らせる働きがあります。
ただあまりたくさんとると消化器系を弱めますので適度でしましょう。

アロマセラピーではオレンジ、ベルガモットなどの柑橘系の香りやリラックスするカモマイルもおすすめです。
精油を使うのも良いですが、香水やマッサージオイルなどすでに配合されているものをおすすめです。

香りを選ぶ際は天然のものをお使い下さい。
香りを日常的に取り入れることで気の巡りがよくするのは簡単でおすすめです。
わたしも最近は朝一番は柑橘系の香水をシュッと一吹きして気の巡りを良くしてからスタートしています。

最後に気を巡らせるもっと手っ取り早いのは体を動かすことと笑うことです。
この２つはめちゃくちゃ効果ありです！　笑

気は体の中で渋滞を起こしているのですから、体を揺さぶれは気の巡りは良くなります。
反対にジッとしているといくらストレスがなくても気は滞ります。

今の言葉で　あ!!　と思った方もいるはず！

そうコロナストレスの原因はコロナウィルスやその不安によりものだけでなく、制限によって体を動かすことや笑うことが少なくなっていることも大きな原因の一つなんです。

運動する場所に行けなくなったり、リモートなどで通勤がなくなり家に籠もりっきりで体を動かすことが減少し、友達に会ったり、楽しい場所に出かけることも少なくなり大きな声を出して笑うことも減っているかもしれませんね。

最近、いつお腹が痛くなるくらい笑いましたか？

笑いは滞った心を揺さぶり、内側から気の巡りを良くしてくれます。
全身が揺れるほど大きく笑って体の滞りを発散しましょう。

そして運動により気の巡りを良くするために体を動かす時に一番大事なのは楽しくリラックスしながら体を動かすことです。
気持ち良い感覚を大切にして歩いたり、ヨガをしたり、音楽に合わせて体を楽しく動かすのもおすすめです。