■続・自分スタイルで、捨てるを制する
☆服、靴、バッグ
身体はひとつです。
そして布も革も時間が経てば少しずつ朽ちていきます(そこが味だったりしますが)。
最近もお客様から「8年着なかったスカートを履いたら、劣化したゴムで浮き輪状のにひどい肌荒れになった。肌が劣化していたのかもしれないが……」という衝撃の報告がありました。
まさに、諸行無常。
というわけで物のためにも、お肌のためにも、使わない品々は早々に手放してふさわしい方のところへ送りましょう。
最近はメルカリ、ブランティア、ZOZOUSEDなどネットで売買できる便利な業者さんが増えたので、私もときどき使っています。
服や靴はクリーニングに費用がかかったり、防虫剤や除湿剤が必要だったり、預ければ保管に費用がかかったり、ランニングコストの面からも総量点検、内容の見直しは大切です。
自宅で洗濯できないものが多い場合、なんだかんだでクリーニングにすごい金額を払っていたりします(もちろんそれでいいなら構わないのですが)。
ただ、私も服や靴については個人的な問題がなくはなく
服 リバティ・ファブリックが好きすぎて、リバティの服が増えていく
靴 エンジニアブーツが好きすぎて……以下同文
人生のほとんどを蕎麦屋のカウンター内ですごし、茶色のエプロンと防水スリッパがあれば事足りるくせにこの始末。
最近グラフィック社から「リバティプリントデザイン図鑑」が出たので、布で持っていなくてもいいじゃないかと自問自答中。
ただこれ、全てのデザインが網羅されているわけではないんですよね……。
あと母や親戚が残した着物も「どうしようかなあ」と悩みつつ、大して着もしないのに保管しています。
~手放し方
○売れる物はネットや近所の古着屋さんで売る。
○きれいだけど売れない物は寄付 ユニクロや無印良品など自社ブランドのものはひきとってくれるところもあるのでチェック(回収期間がある場合も)。送料はかかるけれど救世軍のバザーに出す方法も。
○欲しいという方には差し上げる。
○あるいは使い切った布は掃除道具にする。
○感謝して捨てる。
※オークションやフリーマーケットに出すのは時間的に無理なので私はやっていません。
が、悪い方法ではないと思います。
■冒険にも地図がいります
すべてのものに言えることですが、何より肝心なのは「無駄に買わないこと」。
服や靴、食器は「これがないときつい、死ぬ」くらいの惚れ方をしたものだけ購入するようにすると、生活は随分変わります。
今回は触れませんでしたが、洋服やバッグを買うときコーディネートを踏まえて購入すると失敗が少ないように、食材も使い道を考えてからの、レシピをふまえての購入がおすすめです。
現代は忙しい方が多いので、「どうやって料理するか分からないけれど、安いから」と何か未知の食材を買っても、じっくり調理法を研究する時間はないでしょう。
経済的だからとりあえず買っておく……というのは、堅実どころかけっこう無謀な冒険野郎のスピリットです(個人的に嫌いではありませんが)。
何でも先を見越しての買い物をすることが、結局のところ節約・時短になります。
——次回に続く——
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