ジョン・タイター(ティーター)は本物のタイムトラベラー?

こちらの世界線では2000年問題が軽くて済み、その後の歴史も大幅に変わってきた可能性があります。

 

2000年問題の解決

コンピュータと時間に絡む有名な問題にもうひとつ、2000年問題があります。古いコンピュータのプログラムの多くは、年数を2桁で表していました。99は1999年。そして次の年は、100というように3桁にはなれないため、00になります。しかし、これは2000年ではなく1900年と認識されてしまうため、この時点でたくさんのコンピュータが誤作動をし始める、というのが2000年問題です。

実は、タイターが来た世界では、2000年問題のためにかなりの混乱が起きました。しかも彼の世界では2005年にアメリカの内戦が始まり、2015年には第三次世界大戦が起きています。しかし私達のいる世界では、そんなことは起きていません。2000年問題は、ほんの少しの混乱で済みました。さて、タイターが経験した歴史と、私達の歴史はなぜこんなに違うのでしょう?

彼はタイムトラベルを「世界線の移動」と説明しています。この「世界線」という言葉は物理における専門用語で、「零次元幾何を持つ点粒子の時空上の軌跡」と定義されています。

はい、こんなこと言われても何も分かりませんね(^^)

この「零次元幾何を持つ点粒子」を私は、「一瞬を収めたパラレルワールド」と理解しています。

以前にも紹介したこの図において、ひとつひとつの丸は瞬間的な「今」を収めたパラレルワールドです。
私達はこの一瞬一瞬のパラレルワールドを、この図で言うと右から左に向けて、どんどんと移っています。

また、生まれる前にどんな風に移動して行くかを決め、これらを結ぶ曲線をひとつ決めます。
世界線は、タイターの説明を総合して考えると、この曲線、もしくはこの曲線で数珠つなぎになった、無数の今を表すパラレルワールドの集合を表していると考えられます。

タイターは1975年に行った際、祖父にIBM5100に対してある微調整を頼みました。
その他にもタイターは、実は密かにいろいろなことをして、私達の世界線を変えようとしていた、もしくは現在進行形でしているみたいです。
とりあえずは、そのおかげで、こちらの世界線では2000年問題が軽くて済み、その後の歴史も大幅に変わってきた可能性があります。

次回はタイムトラベルと世界線の関係をもう少し詳しく説明し、また、タイターの行動によって起きたマンデラ・エフェクトを紹介します。

ところで、この手の記事を他の人に見せると、「タイムトラベルなんて夢物語を語っていないで、もっと人生を考えようよ」という人がきっといることでしょう。
そんな人のために、簡単な不思議から始まって、死後の世界、タイムトラベル、そしてそれ以上と進んでいく本を私は書いています。
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