生まれ変わりの仕組みを理解すると、生きる目的が見えてきます(前編)

人はより高い波動の死後の世界へと舞い戻るためにこの世に来るのでしょうか?

先日、心霊関連の質問を受けるセッションを行った際、生まれ変わりの仕組み、生きる意味について知りたいという方が多くいました。
人生の根本とも言えるこの疑問。
この機会に少し内容をまとめておきましょう。

 

生まれ変わりの仕組み

私たちはあの世とこの世を何度も行き来しています。あの世は波動ごとに分かれた世界として存在し、私たちは死ぬと、自分の波動に一番近い世界が心地よいと感じ、そこに落ち着きます。
そこがたとえ地獄だったとしても、自分の一番心地よいところに落ち着くというルールは変わりません。地獄に行く人は、自らがそれを望んでいるから行くのです。

この世とあの世の行き来を何度も何度もすると、やがて十分に波動の高い世界に行き、あとは生まれ変わらずに向こう側で成長を続けるようになります。
では、人はより高い波動の死後の世界へと舞い戻るためにこの世に来るのでしょうか?

この答えはNOです。

大局的に見れば確かにそうなのですが、ひとつひとつの人生に限ってみた場合、わざわざ自分の波動を下げる人生を選ぶこともあります。
そうする理由を説明するには、先にグループソウルを理解してもらわなければなりません。

 

グループソウルは自己の成長を求める

人の魂は普通、単独では存在せず、必ずグループとなった魂たち(=グループソウル)の一員として存在しています。
今現在、この世にいるときもそうなのですが、その状態ではグループソウルへの帰属意識は、基本的にありません。
それでも、グループソウルの中でも縁の深い、サイキックユニットと呼ばれる魂の一群があることを、人によって認識していることでしょう。
同じサイキックユニットに属する魂たちは、グループで役柄を変えて、人生でお互いに刺激を与え合う間柄として、何度も一緒に生まれ変わったりしています。

生まれ変わりを何度もして、あの世でそれなりに高い世界に行けるようになると、グループソウルの一員であることが実感されるようになってきます。
その後、もう生まれ変わらずに、グループソウルの一員として成長していくことを選び、同じグループソウル内の他の魂の記憶と感情を、段々と共有していきます。
そのレベルに達した魂たちは、同じレベルの魂全体としての考えを持ちます。
そして、グループソウルをさらに成長させるためには、やはり誰かがまた地球に行かなければならない、と結論するのです。
そして彼らは高次の存在として、グループソウル内の今でもまだ生まれ変わりを続けている魂に向かって、今度はこういう経験をしに生まれてみてはどうだろうと言います。

 

生まれ変わりはあくまで自由意志で行われる

あの世は、それなりに上の世界まで行けば非常に心地よいところです。
そこを捨てて地球にまた来るというのは、それだけで相当な苦行だと言えます。
それでも、あの世に、地球時間で考えて何百年も暮らしていると、新たな学びをしたくなり始め、やがてまた地球にやってきます。一方、ときには高次存在から、そろそろまた生まれ変わって、今度はこういう人生を歩んでみてはどうだ、という示唆が来るときもあります。
しかしこの場合、本人がそれに納得しないと、生まれ変わりは成立しません。

グループソウルの進化した魂たちが「こういう経験をしてくる魂が欲しい」と思っているのに、他の所属魂たちでその役を担うものがいなくても、それを無理強いすることはできないのです。
そういった場合、グループソウルは結局どうするかというと、新しい魂を生み出してそれを地球に送り出します。

これが大雑把な生まれ変わりの仕組みです。
これで生きる意味を考える準備が整ってきましたが、それはまた次回に書くことにします。

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