〜 おまじないは必要なし! 失くした物を見つける方法 〜 感情美人への道Vol.102

スマホ、家の鍵、サングラス……。出がけに「アレ、ない!」と思う事ありませんか? 今回はそんな時に役立つ「失くした物を見つける方法」をお教えします。

おまじないは必要なし

失くした物を見つける時は、おまじないに頼る方もいるかもしれません。例えば「はさみを部屋の真ん中にぶら下げる」とか「はさみに尋ねる」あたりが有名でしょうか(なぜ、「はさみ」なのかは分かりません……)。

でも、それってかなり根拠が曖昧ですよね。今回ご提案する方法は、脳科学に基づく方法。それは「3分間瞑想」です。……え? おまじないと変わらないって? いえいえ!! ちゃんと根拠があるんです。

 

脳のDMN「デフォルトモードネットワーク」をフル活用

実は、瞑想していると脳のDMN「デフォルトモードネットワーク」という部分の働きが活性化します。これは、実は「ひらめき」が起こっている時の脳と同じ状態なんです。

「ひらめき」が起こっている時は、神経繊維を流れる電気信号が脳全体に広がるんですね。そうすると、過去の記憶を自由につなぎ合わせて、新しい発想が湧きやすくなるんです(だから、「ひらめき」たい人ほど瞑想を習慣化したらいいんですよ)。

私は今まで自分が物を失くした時、3分ほど瞑想すると面白い位見つかるので、先日娘が家の鍵を失くした時、娘でも実験してみる事にしました。

 

あるはずの鍵がどこにもない!

……ある日の朝。

私が下校時に家に戻れないかもしれないので、念のため鍵を持って学校に行く様に娘に伝えると、かばんの中や机をひっくり返して探しても、鍵は見つかりませんでした。

学校から帰って夕方。「探し物は、探そうとすると見つからないのよ」と私。
「何それ! 人生みたい!」と娘。「だから探す前に瞑想しなさい。見つかるから」
「はぁ? なんで探すのに瞑想しなきゃダメなの!?」娘の視線がいぶかし気に私を見ます。

それにもめげず半ば無理矢理3分間瞑想させると「何かスッキリした!」と娘。そして部屋に行って数分。「あったよ〜!」と鍵を持って出てきました。

娘いわく「瞑想すると今まで思いつかなかった場所を探してみる気になった」
そうで、鍵はベッドと壁の間に落ちていたとの事。

ちなみに、瞑想すると活性化するDMN(デフォルトモードネットワーク)は、内側前頭前皮質、内側側頭葉、扁桃体、海馬、後帯状回です。ここの働きが活性化すると、非認知能力が上がるのです!!

このDMNは、頭で何も考えていない時(つまり「ボーッ」としている時)、活動レベルが高まるんですよ。脳をアイドリング状態にするのに、瞑想はぴったりなんです。

いかがでしょう? ちょっとトライしてみる気になりましたか? だまされたと思って、ぜひ一度やってみて下さいね。

 

「呼吸の瞑想」の方法

瞑想する前に、「呼吸の瞑想」について軽く勉強しましょう。

呼吸は腹式呼吸が望ましいですが、あえて深くしようと考えずに自然な呼吸で大丈夫です。腹式が苦しい方は、胸式呼吸でもOK。

息を吸うときはエネルギーを吸い込む様に、吐く時は不安やストレスを吐き出すイメージを持ってみましょう。5秒で吸って、10秒でゆっくり吐くようにしてみます。息を吸う時は交感神経が、吐く時は副交感神経が働きます。鼻呼吸でも口呼吸でもOKです。

呼吸は船の「碇」のようなものです。激しい感情に揺さぶられて、嵐の中で船がどこかに行かないように、呼吸で感情を落ち着けましょう。

より詳しく知りたい方は、前回記事のリンクをご参照下さいね。
https://www.el-aura.com/rion20180521/

瞑想する時間の理想はおよそ20分と言われますが、あまり時間の長さにこだわらなくても大丈夫です!

 

《柊 りおんさんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/2012102201/?c=17188