土に触れることができる畑は最高の癒しの場
カノウさんは、昨年からご実家のある鳥取に畑を持ち、野菜づくりに取り組んでいるとか。
「やはり作る人の意識が反映しますから、できるなら自分で野菜を作るのがベストなんです。
自然農法の畑は、そこにいるだけで気持ちがいいし、最高の癒しの場ですよ。宝石みたいに美しい昆虫がたくさんやってきます。土に触れるとアースできて、自分の感情をリセットできる。1時間も草取りをすると、体がものすごく元気になりますね。都会では土に触れるのはなかなか難しいかもしれませんが、できることでいいんです。ベランダのプランターでも、何か野菜を作ってみることをおすすめします」
自分や家族のために愛情込めて育てた野菜は、エネルギーの高い食材にならないはずはないですね。
やってみる価値はあります。
自然農法の野菜以外には、野山で自生するもの、ワラビなどの山菜や松茸などの自生するきのこ、よもぎなどの野草、山くるみといったものが、エネルギーは高いとのこと。
「ようは、神様が作ったものはエネルギーが高いわけです。ほんの少しでも十分なので、意識して取り入れてみてください」
大量に作られる食材は画一的でエネルギーが低い
次にエネルギーの低い食材についてのお話がありました。
「簡単で便利なレトルト食品、添加物の多い加工食品など、大量生産のものは、エネルギーの低い食べ物の代表格です。すべてとは言いませんが、利益優先でつくられたものは、調味料も素材も質の悪いものが使われていたり、添加物が多いなど、どうしてもエネルギーが低くなります。先ほどもお伝えした通り、毎日の食べ物が心身や人生に影響を及ぼします。工場で大量生産される食べ物は、香りや食感、味がいつも同じで、画一的。そうしたものばかり食べていると、考え方が単純で個性がなくなり、人間らしさが失われてしまいます。自立できず、自分の意見がなく、人に流されやすくなります。大量の加工食品は、そういう人間ばかり作り出してしまうんですね。だから、できるだけ自分で作って食べる方がいいんですが、どうしてもそれを選ばなきゃならない時は、光で包むという方法があります。これについては、また別の機会に詳しくご紹介したいと思います」
そこが聞きたい! と思いましたが、別のワークショップが予定されているようなので、次回に期待するとしましょう。
食べ物や料理のことだけにとどまらず、生き方や悟り方という深いお話へと展開していくカノウさんのお話。
長くなりますので、この続きは後編でご紹介しますね。
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