毎年のように新たな謎が明らかになるピラミッド

今から「4000年以上前に作られたピラミッド」に、どうしてこれだけ「魅力」があるのでしょうか?それは「謎に包まれている」からなのかもしれません。

【まだまだ隠されているピラミッドの秘密部屋】

さらに、今年も新しい発見がありました。
日本を含む国際研究チームが、「宇宙線」などを利用してピラミッドを破壊することなく、深い内部までの調査を行いました。
前述のギザのピラミッドをはじめとして、いくつかのピラミッドを調査したところ、ピラミッドの内部に「未知の空間が存在する可能性が高い」ということがわかりました。
これは、ピラミッドの表面部分の温度変化を調べることで、わかったものであり、未知の空間がどこにあるのかをさらに特定するために調査を進めるということです。

 

【ピラミッドの姿は本来神秘的な物だった】

また、ちょっとスピリチュアルな要素が含まれた新説も提唱されています。
スペイン人の建築家であるミゲル氏が、複数の専門家の協力を元に、ピラミッドの3Dモデルを作成しました。この研究には「10年以上を費やした」ということですが、それによって経年劣化したピラミッドを当時の姿に復元してみたところ、ピラミッドの各所の数値が「円周率」や「ピタゴラスの定義」などといった、「当時は発見されていないはずの数学的概念にのっとっている」ことや、それらの数値から「地球や太陽の重量、シリウスのサイズ」までも知っていたのではないか、ということがわかったというのです。

ミゲル氏はこのことから、「ピラミッドは様々な叡智を集約したモニュメント」であり、頂上にはエジプトの魔除けであり、神のシンボルである「ホルスの目」を象徴した球体が設置され、現在階段のようになっている部分も石灰でコーティングされ、完全な三角錐になっていたとされています。

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数値といい、球体や三角錐といい、かなり牽強付会な部分もありますが、スピリチュアルな世界では「ピラミッドの上には、目には見えないエネルギー的存在がある」という説もあることから、もしかしたら、古代には何らかのエネルギー的な概念があり、それを表現するためにピラミッドを作ったということも考えられます。

謎が明らかになってきても、ますます私たちを魅了するピラミッド。
果たして、その本当の姿と役割が明らかになる日はくるのでしょうか?

Mystery and charm of the pyramid.
Mystery that is revealed in science and technology.

 

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