「母は隠れ霊能者だった!?」
今は亡き親族4人に「会った」私は、SAGBのオフィスを出るや否や実家に電話を入れました。電話口の母に霊視を受けたことを告げると「そろそろじゃないかと思っていたのよ」との返事。
6年前、霊能者のA氏が「祖母は霊能者だった」と私に教えてくれましたが、同時に「君のお母さんは隠れ霊能者だ」とも言ったのです。本人は自覚していないが霊能力が強く、勘がとても鋭く時々「変なこと」を口走る、それが隠れ霊能者だと。
そんな経緯があったので、今回も母が突拍子も無いことを言っても驚きませんでした。「霊視に行くこと知ってたの?」と聞くと「なんかそんな気がしてたのよぉ」と平然と言う母。とにかく、おじいちゃんが出てきて謝っていたよ、と伝えると「はいはい、ありがと」とスルー。未だに怒っているらしい。
私: 「あと、おばあちゃんが出てきた」
母: 「またご飯の話でもしてたんじゃないの? ちゃんと食べてるか、でしょ?」
私: 「なんで知ってるの!?」
母: 「だって生きている間も毎日あなたの食事の心配してたもの」
やっぱりうちの母は本人が気付いていない隠れ霊能者なんだ……。
「現世で守ってくれる人たち」
それからおばあちゃんのように私の食事のことを聞き始めた母を遮って、父に電話を代わってもらい、ひいおじいちゃんの事を聞いてみた。
なんでも明治生まれの頑固な職人だったそう。父もあまりよくは覚えていないらしいが、宝石の研磨工をしていて県から表彰されたほどの匠だったらしい。曽祖父がジュエリーやパワーストーングッズを造る今の私にしてくれたのだろうか?
それにしても明治生まれの曽祖父にしては、今流行りのクリスタルヒーリングを勧めてくるなんてなかなかおしゃれだ(笑)。
こうして予期せずに親族会議をさせてもらえた私は充実感を胸に帰宅しました。相方に霊視の話をすると、彼もうんうん、と頷いています。
でも「あまり深くのめり込むな、今のお前には時期尚早で危険だ」と彼は言うのです。 そういえば母もさっき同じ事を言っていたなぁ。
そうだ、忘れてた! A氏や友人の霊能者曰く、私の周りで一番霊感が強く、私を守ってくれているのが相方と母だった。 とにかくこの二人がOKと言うまではおとなしくしていよう(笑)。
<完>