【平成】から【令和】。「われ」(我)の「い」(意)を、「れい」(零)にする「われわれ」(我々)の時代へ。〜後編

ことだま

■日本には「らりるれろ」から始まる言葉がなかった

名前から、相手のことが1分で分かる新・姓名判断「ことだま鑑定」の創始者、水蓮です。

前編の「平成」に続いて、後編では、新元号「令和」の読み解きをさせていただきます。

「令和」の出典は『万葉集』。

梅花の歌、三十二首の序文にある『初春の令月(れいげつ)にして、気淑く(きよ)風和らぎ(やわらぎ)、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披き(ひらき)、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす』から引用されました。

日本の古典から元号が採用されたのは確認される限り、初めてです。

『万葉集』と聞くと、日本古来の言葉が使われていそうですが、じつは日本にもともと「ら行」からはじまる言葉はなく、その多くは中国からとり入れられました。

「らりるれろ」からはじまる言葉は、漢語、あるいはヨーロッパからの外来語。
リンゴ(林檎)、ロウソク(蝋燭)、ラッキョウ(辣韮)など、もともと漢語です。

古代の日本人は「らりるれろ」をうまく発音することが出来ず、奈良時代以降に中国の言語を学んだことで「ら行」が語頭に来ても発音できるようになったといわれています。

典拠となった『万葉集』の「初春の令月にして、気淑く風らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」

「令月」(何事をするにもよい月)は、中国由来の言葉、「和らぎ」は大和言葉(日本古来の言葉)だといえます。

このため、「万葉集」=日本そのものという訳ではない気もしますが

海外(中国)のパワーも持った「令」と、昭和にも使われ、日本を象徴する文字でもある「和」のあわさった「令和」。

だからこそ、海外+日本のパワーがミックスした、新しい時代にピッタリの元号だと思います!

 

■令和を「ことだま」で読み解くと?

新元号「令和」を「ことだま鑑定」と『ことだま50音「お告げ」カード』で読み解くと

「華やかに、新しい命が開き、調和していく」時代となります。

漢字の「令」は、命令、法令など、キッチリしたイメージがあるかもしれませんが、音の「れい」はとっても自由なイメージです。

ことだま

【れ】

シンボル:羽を広げたクジャク 第7チャクラ 紫 ことだまマトリックス 風4

長所 冷静に物事を観察分析し、改革し、華麗に活躍する
短所 すぐに結果を出したい、地味な作業が苦手

【い】

シンボル:3歳の子供 第3チャクラ 黄 ことだまマトリックス 火3

長所 興味を持ったことに全力で取り組みいまに集中する
短所 気分がコロコロ変わりやすい

【わ】

シンボル:三種の神器の勾玉 第4チャクラ 緑 ことだまマトリックス・水5

長所 すべてを調和させ丸くおさめる、円満な関係を築く
短所 周りにあわせすぎてしまう

チャクラで読み解くと、第7チャクラの直感力、第3チャクラの元気力、第4チャクラのやすらぎ力をあわせて発揮していく時代となります。

 

■目に見える世界と目に見えない世界の統合

「ことだま鑑定」は1音多義。1音に複数の意味があると読み解きます。

このため「れい」は、「令」だけでなく、霊、麗、例、礼、黎、零 などの意味にも通じると考えます。

ゼロの零(れい)であり、たましいの霊(れい)、でもあり、長く日本人に親しまれてきた響きのため、とても受け入れられやすい元号だと思います。

また、霊、零は、目に見えない世界をあらわしますので、目に見えない世界と、目に見える世界の統合と、とらえることも出来ます。

そして、『ことだま』では、「らりるれろ」は、回転・加速の音といわれています。

「れ」の働きで、これから、ものすごいスピードで時代が変革していき

「い」で、みんながイキイキと暮らせるようになり

最後の「わ」で、ひとり・ひとりの心に「和」がおとずれ、おおきな「輪」となっていく、そんな風に読み解くこともできます。

 

■beautiful harmony=「美しい調和」の時代へ

ことだま

「令和」の意味について、一部の外国メディアが「令」の意味を、命令や秩序などを意味する「order」などと誤って報じたため外務省は、英語で「beautiful harmony=美しい調和」と説明することを決めました。

これは、ことだまが持つ意味。
「華やかに、新しい命が開き、調和していく」の意味と、非常によく似ています。

また、「令和」を数字で置き換えると、0(れ)、1(い)、8(わ)。

0から、1を生み出し、無限大のパワーをもつ8(∞)へとつなげていく時代と読み解くこともできます。

そして、日本語の「われ(私)」と、「われ(私)」をあわせると「われわれ」となります。

「れいわ」(美しい調和)となるために、「われ」(我)の「い」(意)を、「れい」(零)にする。

すると、「われわれ」(∞)という集合意識が誕生するのかもしれません。

つまり、令和が「美しい調和」の時代となり、日本はもちろん、世界中で美しいハーモニーを奏でられるかどうかは、私たち、ひとり・ひとりの意識と行動にかかっています。

あなたの意識が、この世界を創り出していく。
令和はまさにそんな時代。

ともに、美しい調和を奏でていきたいですね!

ことだま鑑定家元 水蓮

 

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