「かかとが痛いのがなおらない……」
「かかとがいつもガサガサして治らない」
といったお悩みがありますか?
かかとの角質で悩んでいる女性も意外と多いですよね。
私は、生理の周期で排卵を過ぎて生理がくる前の時期になると、
右足のかかとだけ、ひび割れとまではいかないのですが、
乾燥ぎみになってお風呂にはいるときにかゆくなることがあります。
かゆみが出ないときもあるものの、左足のかかとはかゆみなどの症状はまったくでないので、
「なんで右足のかかとだけ一時的に乾燥するのかなぁ」と
ずっと疑問に思っていましたが、最近になってその謎が解けました。
かかとのトラブルは骨盤が下がってゆがみ気味になっているサイン
整体の先生のお話によると、
骨盤が開き気味でふつうの位置より下がってしまっていると、
「かかとが痛い」「かかとがガサガサする」「かかとの角質がある」「かかとのひび割れがある」といったかかとのトラブルが出てしまうのだそうです。
骨盤の位置が下がってしまっているときは、下がっている骨盤の重みがかかとに加わってしまうので、かかとに負担がかかって、痛みが出たり、血流が悪くなってガサガサになったり、ひび割れしたりしやすくなってしまうのです。
骨盤は開いたり閉じたりと動くようになっているのを知っていますか?
骨盤は腸骨・恥骨・坐骨・仙骨などのいろんな骨の総称で、
いろんな骨が合わさっていて、開いたり閉じたりと動きやすい構造になっています。
女性の場合は、生理の時にふんわりと骨盤が開いて骨盤の位置が少し下に落ちています。
生理が終わると、キュッと骨盤が閉まって、下に落ちていたのが元の位置まで上がるようになっています。
生理以外の時でも、骨盤は1日のうちで上下左右に動くもので、
リラックスしているときのほうが、骨盤が開くので少し下にずれやすいです
逆に、緊張しているときや集中しているときは、骨盤がキュッと閉まりやすくなります。
このように、骨盤はふだんから動いているものなのですが、ふだんの姿勢や動作、ストレスや緊張などによって左右の骨盤がズレて動いてしまっていることもあり、骨盤のゆがみにつながってしまうことがあるのです。
私のように、右足のかかとだけ乾燥してかゆくなるトラブルが出るのは、右の骨盤が下がってしまっていて、かかとに負担がかかり乾燥しやすくなってしまっているということ。
しかも、排卵終わりあたりから生理前の期間に、かかとのトラブルが出ているので、生理に向かって骨盤がゆっくりと開く準備をしている生理前の2週間の時期に、右の骨盤だけ左よりもゆるんで下に落ちてしまっていることになります。
つまり、私の場合は骨盤の右と左とでは位置がズレやすくなっているので、ゆがみにも注意が必要なのです。
かかとのかゆみの症状が出ないときもあるので、そのときは骨盤の左右の位置がズレていないだろうと推測できます。
毎月じゃないとはいえ、かかとのトラブルがいつも右足だけでるほど、左右の骨盤のバランスがよくないのはちょっと気になってしまいます。
左右の骨盤のバランスがよくないなんて心配になりませんか?
あなたの痛みやひび割れ・ガサガサなのどのトラブルの症状が、
◎生理の周期でどのときに出やすいのか?
◎右足と左足のどちらのかかとにトラブルが出やすいのか? どちらの足にも出るのか?
といったことを観察していくと、あなたの骨盤の状態も見えてきます。
「かかとのケアをしているのになかなかよくならない……」
というときは、かかと皮ふそのものに問題があるというよりも、
骨盤の位置などのトラブルが影響してしまっているかもしれません。
かかとトラブルのケアには、骨盤の動きがよくなることをしたほうが近道のときもあるのです。
骨盤の動きがよくなるとかかともキレイに!
かかとのトラブルには骨盤の位置が関係していますので、
かかとのケアをしても痛みやひび割れ・ガサガサなのどのトラブルの症状が、なかなか解決しないときには、骨盤の動きがよくなるケアをしてみるといいです。
骨盤の動きがよくなるケアとして、いくつか体操メニューをほかの記事でも紹介していますが、
今回は、整体の先生が
「これを毎日やるだけで骨盤の弾力がよくなる!」
と、太鼓判を押している足首まわしのメニューを紹介しましょう。
私もこの足首まわしをやるようになったらかかとがかゆくなる症状がだいぶ楽になって
「すごい!! かかとのケアじゃなくて骨盤のケアでこんなにかかとのトラブルがよくなるんだ!!」
と、感動しました。
お薬を使わなくてもかかとのトラブルがよくなるのはうれしいですよね。
2・3分でできる簡単なケアで、
「ちょっと足首がふとくなってきたかも……」というときは足首がシュっとなるのにも役立ちます。
★盤の弾力がよくなる足首まわし
(1)イスに座っても、床に座ってもいいですので、靴下を脱いで裸足になります
(2)片方の足を反対側の太ももに乗せて、足の指の間に手の指を入れます
手の指が足の指に入らない場合は、骨盤の状態が要注意のサインです。
手の指が足の指に入らないときには、入るところだけでいいので入れましょう。
(3)手の指を足の指の間に入れたまま、足首をゆ~~~っくり左右5回以上ずつまわす
ぐるぐると勢いよくまわすと、骨盤のケアになりにくいので、
ゆ~~~っくりまわすのポイントです。
また、足の甲を伸ばせていないことが多いので、足の甲もよく伸ばしながらゆ~~~っくりまわします。
(4)片足を5回以上まわしたら反対の足も同じように、足の指に手の指を入れてゆ~~~っくり5回以上まわす
足首をまわすことで、つながっている骨盤の動きもよくなり弾力がでてきます。
骨盤の状態がよくなれば、かかとのトラブルも減ってかかともキレイになっていきます!
きれいなかかとになって、素足美人になれたらうれしくありませんか?
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