「生理がこない! 生理不順になってきたのは更年期? 手のケアで予防を! 前編」の続きです。
プレ更年期の症状で苦しみたくない! 予防になることって?
女性ホルモンの量が減るのはだれでも同じですが、プレ更年期の症状はふだんの生活の仕方によっても、ホルモンのはたらきや自律神経のはたらきが弱まって、体の不調がでやすくなります。
ですから、プレ更年期の症状はふだんの生活を見直すと予防になりやすいです。
以下であてはまることはありますか?
○寝る時間が遅かったり、不規則な生活リズムになっている
○夜はスマホを見ていることが多い
○食事の時間が不規則だったり、料理したものではなく飲み物やシリアルなどの食事ばかりになっている
○強いストレス状態が続いている
○寝ようと思っても眠れない
○運動をあまりしていない
心当たりがあるなら、あなたのふだんの生活によっても、プレ更年期の症状が強くでてしまいやすいです。
プレ更年期の症状に悩まされて、つらい日々を送るより、はつらつとした気持ちで毎日を過ごしたいですよね。
プレ更年期の予防のためのポイントは以下のようなことがあります。
○夜に脳を興奮させて疲れさせ、寝付きにくくしてしまうスマホはなるべく避けて、寝る30分前はやらない
○家事や仕事があるにしても、ダラダラと起きていないで十分な睡眠をとるようにする
○食事では、飲み物ばかり、シリアルばかり、お菓子ばかりだと栄養が偏り、肌や髪のコンディションも悪くなるので、1日1回は料理された食事を食べる
○強いストレスを感じた時は、ラジオ体操のように体を軽く動かして発散する
○運動不足の女性は乳がんになるリスクも高くなることがわかっているので、がん予防のためにもラジオ体操のような軽い運動を1日1回やる
これらのような生活の見直しをするのが、プレ更年期の予防のためにおすすめです。
ほかに、整体の先生に「体を活性化させる効果が高い」と教わったのが、
手のゆびの間を刺激すること。
生理不順のためのケアというよりは、体の不調のためのケアになります。
整体の先生は、ているときや、なんとなくしゃっきりしないときにやると、目が覚めたようなスッキリ感がすると話しています。
私も、プレ更年期の年齢なので、「体の不調が出てつらい思いをしたくない!」と思って毎日1回だけやっています。
仕事中に眠くなったときにやってみると、すっきりするのでおすすめです。
とくに、これから梅雨で湿度が高くなってくると、だるくなりやすいので、これをやると、湿度でだるくなった体もすっきりしやすいです。
やり方は以下のとおりです。
1.片方手の指を少し広めに開く
2.反対の手の指で、指の間を軽くもんだり、押して刺激する
あまりぐいぐいやらなくていいですが、痛みが少し強いところはやさしくほぐすように押すのがポイントです。
3.それぞれの指の間を刺激する
プレ更年期の年齢でも、体調がよくてはつらつと過ごせたらうれしくありませんか?
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