■体に備わる自己治癒力を高める〈8〉 ~さまざまな断食で、脂肪燃焼力をリセット&解毒 part.5~インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』vol.111

ではさっそく、浄化食ケチャリの作り方にいきたいと思いますが、まずはケチャリを作るときのポイントについて触れておきましょう。

《スパイスは好きなものを組み合わせる》

ケチャリに使うスパイスは、ターメリック、コリアンダー、クミンシード、ショウガが基本ですが、これ以外にもさまざまなスパイス(シナモン、フェヌグリーク、アギなど)を組み合わせてもOKです。

それぞれを単品で揃えるのが面倒な場合は、ガラムマサラのようなあらかじめすでにいくつかのスパイスがブレンドされているものを使うととても便利です。

スパイスの量は、小さじ1~2杯と、好みで調節してください。

(さまざまなスパイス)

 

《オイル》

解毒浄化目的のケチャリを作るときは、実はオイルを使わない方が脂肪代謝への移行がスムーズになり、解毒も深まります。
このため、解毒浄化目的でケチャリを食べる時は、脂肪代謝スイッチが早く入るノンオイルがおすすめです。

ただ、オイルを使った方が味は格段においしくなり、食べやすくなるので、解毒浄化目的以外でケチャリを作って食べる時は、オイルを加えるのが一般的です。

ケチャリに使われるオイルは基本的にギーですが、ない場合はオリーブオイルなどのようなヘルシーなオイルで代用もできます。

では、ケチャリを作ってみましょう!

 

『ケチャリ・レシピ』

*一日分(3~4食分)

材料:
・ムングダル 1カップ

・白米 1/2~1カップ
(バスマティライスのように長細いものが手に入れば最適。日本米を使う場合は一晩浸して置くのが理想的です)

・新鮮なショウガのみじん切り 大さじ1

・スパイス類 各小さじ1/2ずつ
(クミン、ターメリック、コリアンダーシードパウダー、フェヌグリークシード、マスタードシード、シナモン、クローブ、ベイリーフなど、好きなものを数種類組み合わせます)

・水 10カップ
・岩塩(または自然塩)小さじ1/2
・コリアンダーの葉のみじん切り 少々

「作り方」:

1)米とムングダルを混ぜ、よく水洗いします。(ムングダルに黄色の着色料がついている場合もあるので、色が完全に落ちるまで2、3回水洗いします)

2)大きめの鍋にショウガとスパイスを入れ、中火で数分間、乾煎りします。(ギーを使う場合は小さじ1程度。スパイスをこんがり炒めます)

3)さらに米とムングダル、塩を加えて混ぜ合わせ、5分ほど沸騰させた後、弱火にしてフタをし、そのまま約30~40分加熱します。
※炊飯器を使う場合は、スパイスをフライパンで煎ったものを加えて炊きます。

すでに血糖値の問題がある人は、ケチャリの他に蒸し野菜や脂肪分のない赤身の肉を加えると、血糖がより安定するのでおすすめです。

 

★ケチャリがもたらすスピ効果
~内側に深い落ち着きと静けさがもたらされる~

(ケチャリは瞑想にとても役立つ)

ケチャリはもともと、乳児や病気の人、あるいは病気回復期にある人、高齢者のための滋養食として、また僧侶や禁欲主義者のような霊的修行を実践している人たちに使われてきましたが、日常的に食事の一つとして普通に食べることもできます。

食欲が落ちているとき、ストレスなどで気分が沈んでいるとき、悲しい時、忙しくて何を食べたらいいかなかなか決まらない時、長い旅行から帰ってきて体が消耗しているときなど、弱った体に強さを取り戻したい時などにケチャリはもってこいです。

体が弱っている時ほど、ケチャリの胃腸に優しく体を癒す効果がよく実感できるはずです。

また脂肪が代謝されている間は、気分が安定し、内側に深い落ち着きと静けさがもたらされ、マインドと体は瞑想に入りやすい自然で最適な状態に誘導されます。

このため、内側と繋がり、気づきを大いに助ける効果も期待できるケチャリ。
解毒したい時はもちろん、普段の何気ない日にも、ぜひ取り入れたい食べ物です。

 

《村上アニーシャ さんの記事一覧はこちら》
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(トップ画像/体が弱った時はケチャリで滋養)