今回は、イギリス在住の日本人が語る、海外から見たコロナウイルス(2020年1月の様子)の続きです。
2月のロンドン! 電車の隣を避けられる?
2020年2月13日〜16日までロンドンに行っていたのですが、電車にパッと乗ってきた人がわたしを見て中国人だと思う人が多い印象でした。
やはりロンドナー(「イギリス・ロンドン出身の方」「ロンドン在住の方」の人のこと)はコロナウイルスを意識していることを実感しました。
意識していると言っても、露骨に何かしてくることはなく、中国人の可能性がある人の隣の席に座るのは避けよう、と考えている人もいるような印象でした。
わたしは両側に人がいなくて広々とした空間は快適でしたが、席に余裕があり選べる状態の時は、わたしの両隣だけしばらく誰も座りませんでした。
その後、すごく電車が混んできてからはわたしの両隣の席も埋まりました。
「あなた中国人?」と聞かれた話
16日に東ロンドンの駅にいたのですが、移民の男性に「あなた中国人?」と聞かれました。
コロナウイルスを意識していたのだと思います。
基本的には、イギリス人はすごく優しい方が多い印象です。
パッと見て中国人かもしれないわたしにもすごく親切にしていただくことが多く、ベビーカーで困っていた時に駅や電車で助けていただくことが多かったです。
わたしは現在、イギリスの地方都市に住んでいますが、今の段階ではそこまで日常で警戒されていると感じることはありません。
マスクをしないイギリス人
イギリスではマスクをする文化がありません。
2015年に初めてイギリスに行った時に文化の違いを感じたことがあります。
当時はフラットシェアをしていたのですが、風邪気味だったのでマスクをしていたら、危ない病気になっているのかと一緒に暮らしている外国人達にすごく驚かれました。
こちらとしては、マナーとして相手に不快な思いをさせない為にしたマスクですが、相手からしたら〝マスクをしている存在が不快〟に思っているような印象でした。
「何でマスクしているの? 何があったの?」
と聞かれたので、
「ん? 風邪を引いたからマスクしているだけだよ?」
と答えましたが、相手との会話に違和感を覚えました。
当時会話したフラットメイトは優しいアフリカ人の兄弟だったので、それ以上は特に何も言われなかったです。
海外では〝マスクをしている存在が不快〟になる可能性もある
今回、ロンドンに用事があったので何日か滞在しましたが、観光地や人が多いところは避けました。
その為、直接見たわけではないですが、ロンドンのチャイナタウンなどでは中国人がマスクをしている可能性は考えられます。
ただ、イギリスではそもそも日本のようにドラッグストでマスクを買う人があまりいません。
理由は風邪を引いてもマスクをするという文化がないからです。
〝風邪レベルでマスクをするのはやめて〟と思っている人はイギリスでは多いと思います。
日本人だと、風邪だからマスクをするし、ではイギリスではいつマスクをするの? 思う人もいるかもしれません。
イギリスでは基本的に、日常生活でマスクをする機会がありません!
海外では、マスクをしていると嫌がられる可能性もあるので、海外旅行中に日本と同じ感覚でマスクはしない方が無難です。
気をつけてください。
♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
https://london-mei.com/