ヨーロッパでは日本より前からコロナウイルスを警戒
今回は、イギリス在住の日本人であるわたしから見たコロナウイルスについて自分の経験と共に書いていきたいと思います。
コロナウイルスに関してヨーロッパの方が日本よりも〝我が国には絶対に感染を拡散してはいけない〟と徹底している場面を多く感じます。
イギリス人男性と国際結婚された武漢出身の中国人女性は、一時帰国で中国に帰っていたそうですがイギリスに入国できなかったという話も聞きました。
ご主人さんと子供さんのみイギリスに戻れたそうです。
2月に一時帰国することをキャンセル
わたしは1月26日に日本行きのフライトを予約して、2月下旬に一時帰国する予定でした。
1月の時点で、身内や友人に
「中国から来ているウイルス、日本は大丈夫?」
と聞いたら
「普通に生活している分には大丈夫だよ」
と教えてくれました。
ただ、春節(旧正月)による中国の大型連休が、1月24日から始まるので、多くの中国人観光客が、日本を訪れることが予想できました。
その為、飛行機を予約する時点では問題なくても、2月の日本に行くタイミングのパンデミックが気になります。
また、日本人のわたしよりも1月の時点でイタリア人の夫や義母の方がコロナウイルスに対して警戒していました。
わたしはイタリア語が読めないですが、イタリアでは1月の時点でコロナウイルスが猛威を振るう可能性のあるニュースなどがネットでも流れていたみたいです。
その為、義母は日本行きを心配していました。
夫の意見は、
「少しでもリスクがあるならば、日本に行くべきではない。また、空港は最も危険な場所なので、そのような場所に近づかない方が良い」
という内容でした。
日本の空港もですが、ロンドンにあるヒースロー空港も人が集まる場所なので危険だという判断でした。
まだ1月末時点では、日本ではここまでコロナウイルスについて騒がれていませんでした。
その為、イギリス在住の日本人で小さなお子様がいるママ達も日本に一時帰国する為にチケットを買っている人が多かったです。
わたしは1月末の時点で日本行きを諦めたので、かなり決断が早かったので周りからは「ちょっと心配し過ぎ」と思われていたと思います。
大人だけならば日本行きのチケットを買っていたかもしれませんが、小さな子供を連れて行くので万全を期すことにしました。
しかし、ここから数日で事態が一変
1月31日。パリ在住のミュージシャンで作家の辻仁成さんの【辻仁成が現地報告 フランスでのアジア人への「差別行動」拡大】というニュースが流れてきました。
わたしはその日、息子を連れてチルドレンセンター (同年代の子供達が遊べる場所)に行ったのですが、なんとなくすごく気を使いました。
幸いわたしの地域のイギリス人やその他の国の方はとても優しい方が多く、普通に接してくださいました。
日本人のわたしのことを中国人だと思っている人も多いと思うので、コロナウイルスを気にするご両親がいるかもしれない……と恐れていました。
脱いだコートを他の人に重ねるように置く場所があるのですが、そういうことは一切せず、なんとなく距離感を意識しました。笑
わたしはまだ子供が学校に行く年齢でないので、気になるならチルドレンセンターに連れて行かなければ済む話なのですが、学校に行く年齢のお子様がいらっしゃるご両親の方は大丈夫かな……と少し気になりました。
続きは次回、お伝えします。
2月のロンドン! 電車の隣を避けられる? など、最近の状況をシェアしたいと思います。
♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
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