過去世のお話 — 妖精編 — 空想の世界に住むポピーちゃんの場合 〜 Once a Fairy – Poppy’s story

妖精の過去世を持つポピーちゃんは、大体いつも学校での事は上の空。
空想の世界に生きています。

妖精の世界は分かりやすく言えばムーミン谷に住むような童話の世界の住人なのです。
今現在の世の中のスピードには着いて行く事が出来ませんし、むしろ着いて行く気もありません。
自分の関心のある事にしか興味がない、ウルトラ級のマイペースで自己中心的、勝手とも言えます。
世の中の事に関心がないので勉強にも身が入りません。

何の意味があるのかが分からないから出来ないというかやりたくないことが多いのです。
世の中が生きづらいのは、集団生活によって助け合う社会だからでしょう。

 

ADHDの方は妖精の過去世をもっている

でも、これでは親も本人も困ってしまいますね。

現在、無職や家事手伝いということで引きこもってしまっている人が世の中にはどれくらいいるのでしょうか。
鬱、統合失調症、パニック症候群、発達障害、注意欠陥多動性障害(ADHD:Attention deficit hyperactivity disorder)とは、不注意(集中力のなさ)、多動性(落ち着きのなさ)、衝動性(順番待ちができないなど) この全てに当てはまるとは言え無いにしろ、妖精の過去世を持つ人は、大抵が当てはまるとも言えます。

昔からある童話の世界の住人のような意識で生きている為に、社会的な繋がりに関心が無く、社会性が発達していません。
普通の事を普通に出来ない、やりたくない、関心がない、やりたい事しか出来ないのです。

親に経済的余裕があるのであれば、社会が許すのであれば、引きこもりという家事手伝いという生き方も、有りなのかもしれません。

でも、それでいいのでしょうか。

それがその人の運命、使命なのか、親が居なくなってしまったらどうなってしまうのでしょうか。

妖精の過去世を持つ彼らは、優れた繊細すぎる感性を持っている事が多くあり、傷つきやすく、そのセンサーを上手くコントロールが難しいので、社会と馴染む事が難しいのかもしれません。
感性に優れている事は良い事ですが、感性を上手くコントロールできなければ社会から外れてしまう事が問題です。

小学校2年生のポピーちゃんは、学校での授業に着いていけない事も出てきていて、特に漢字や算数が苦手です。
でも、目的意識の為には俄然やる気が出る傾向があり、人参をぶら下げられないと関心を示せない、かなりドライな現実主義傾向があるようです。

目に課題がある事も多く、視力があっても見えない、理解出来ない事もあるようです。
ディスレクシアである事もあります。
私も目に課題があり、新聞を全て読むことや、長時間の読書、ゲームなどが、不可能です。

視力が1.5あるのに目が動かせない、追いつかない、霞んで見えないという課題があります。
こんな読書の出来ない私が執筆をして生きているのも可笑しな話ですが、得意な事で、弱みをカバーして生きています。

 

得意なことを極めると周囲から喜ばれることに

さらにディスレクシアは遺伝する課題で、息子は私とは違い片目で全ての世界を見てしまうという課題がありましたが、私達は左右の目で見た映像をシグナルとして脳に送り、それらを合成して見たものを判断します。
私の息子は両方の目で同時に見ることが出来ておらず、見てはいたけれど認識できていませんでした。

現在克服して偏差値を15アップさせる事が出来て理系大学生として頑張っています。
トム・クルーズさん、スティーブ・ジョブズさん、スティーブン・スピルバーグさんなどもディスレクシアで、優れた経営者にも多くの人にあるようです。

得意な事や好きな事を見つけて、極めることが、この様なハンディキャップを持つ人々には、とても大切だと思います。
感性や芸術性が高いという強みがあるので、早い段階でそこを生かしていけると良いですね。

今、ポピーちゃんは演劇の世界に夢中になっています。
演劇の世界は、現実というよりは童話の世界に近いストーリーもあり、共感出来る事も多くあるようで、それでいてその世界を極めることが出来るならば、人々に喜ばれることができ、仕事にもなりうる願ったり叶ったりの職業でしょう。

もちろんその世界で活躍することは簡単ではなく、一握りの人しか職業には出来ない厳しい世界です。

でも未来は決まってはいないので、夢を追い続けて、良い方向に向かって進んで欲しいと思います。

※次ページで、英訳文で記事を紹介しています。

 

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