独特の世界観とビジュアルでミュージックアート界に現れたオーストラリアのシンガー〈Sia〉、そしてそのミステリアスな存在感とルックスと音楽センスで、Youtubeの世界ではすでに神だったギフティッドアーティスト〈米津玄師〉。
この才能溢れる2人のアーティストの共通点と言えば、それは『オカンが切りたくなる前髪(今回はそこは置いといて)』ではなく、『イントロバート』だという点です。
イントロバートとは内向的な人のことを意味する英語で、ちなみに外交的な人は『エクストロバート』と言います。
イントロバートにとって、スポットライトのど真ん中にいることは、嬉しいよりむしろ苦痛だったりということも多いようです。
対人恐怖などの傾向を持つ人も多く、打ち解けるまでになかなかの時間を要するために、イジメられたり誤解されたりと悩み多き人も。しかし、そんな内気な自分に自信が持てずにいる皆さんの本領発揮タイムがきています!
ネガティブになりやすいイントロバートの、実は素敵な部分に注目してみました。
意外にビジネス成功者にイントロバートが多いのにも納得です。
〈イントロバートは聞き上手〉
そもそも必要以上に話をするのが苦手なイントロバートは、人の話を聞くことに関してとても熟練したリスナーだと言われています。
決してエクストロバートが話を聞かない自己中だということではないんです。
エクストロバートタイプの人は対話しながら話をプロセスするスタイルなんだそうです。
対してイントロバートは相手の話を聴きながら頭の中でプロセスするので、ただただ話を聞いて欲しい時はイントロバート友が最適かもしれません。
〈イントロバートは熟考型〉
2008年に出された研究で、イントロバートは物事に着手するためのシンキングタイムが他より長く、慎重になる傾向があることが報告されています。
マシンガントークができない分、熟考による最小限の的確かつ無駄のない言葉の選択でコミュニケーションを成立させようとします。
多分、常に発信する前に熟考するイントロバートに『うっかり呟いて炎上』なんてことはないのかもしれませんね。
〈イントロバートは空気読みの達人〉
イントロバートは、相手のボディーランゲージや表情などからその場の空気を的確に察知する優れた観察力を持っています。
〈イントロバートの友は少数精鋭〉
たくさんの人とのコミュニケーションでエネルギーチャージをするエクストロバートと違い、イントロバートは自分1人でエネルギーチャージできる自家発電ならぬ自己発電型なので友達100人必要ないんです。
『むしろ1人が楽』なので、友選びに関しても慎重で審査基準も厳しめで少数になりがちですが、晴れて審査をパスして『心の友』認定が与えられた友とは深く長くのお付き合いになるようです。
〈イントロバートは理想の上司〉
『みんなついてこ〜い』とチームの先頭にポジショニングして指揮を執る、パワハラ紙一重的な上司にはなり得ないイントロバート型上司は、得意の観察力でチーム内の個々メンバーのスキルや長所短所など分析し、判断材料にしながら共に歩むタイプです。
従って部下に寄り添う感が強いイントロバート型上司への支持は大きい傾向にあります。
なるほど成功する企業のCEOにイントロバートが多いと言われる理由はここにあるのかもしれませんね。
これからCEOの逆面接なんてことも!?
ボッチだの陰気だの陰口を言われてもそんなのはスルースルー。
イントロバートの持つ確かな世界は秘められた魅力と可能性に溢れているわけですから。
イントロバートの皆さん! Let me see your smile !!
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