放射能除去にも有効なフレンチクレイでデトックス

日本ではクレイは高価になりますが、グリーンクレイが500g, 3000円前後で売られていますので、自宅でクレイパックやクレイバスを楽しみながらデトックスしてみて下さい。

しばらく休止しておりましたオーガニックアドバイザーMioです。またこれからも宜しくお願いいたします。

ここ数年でクレイがブレイクしそうな勢いですね。店頭でクレイを目にする機会が多くなりました。私がクレイと初めて出会ったのは2005年。母が通販で購入したモロッコのガスールというクレイを洗顔に使用するようになってからです。それから様々な種類のクレイがあることを知り、生活に取り入れ始めました

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クレイとは汚染されていない地中深くの土壌に含まれる粘土質のこと。このクレイを使用したクレイセラピーは長い歴史を持つ自然療法(泥療法)のひとつです。フランスではクレイで自然療法を行う資格を持ったクレイセラピストが湿布や内服で治療を行っています。吸収や吸着作用に優れているクレイは、身体の毒素や老廃物を排出するサポートをしてくれる優れもの。マイナスの電位を帯びているため、プラスの電位を帯びている老廃物や重金属を中和し、プラマイゼロにして体内から排出します。

もともとクレイは野生動物の知恵で、地表に出たクレイを患部に擦り込み傷や怪我を癒し、食べて毒素を排出する習慣からクレイセラピーは生まれました。古代エジプトではミイラ化の技術に使用され、ローマ時代には炎症、骨折、潰瘍の治療に使用されていた記録が残っています。また、第一次世界大戦中にフランス軍に蔓延した赤痢をクレイ内服で治療したことは有名な話です。最近では、チェルノブイリ原発事故の被爆者がグリーンイライト(グリーンクレイ)を内服して放射性物質の体内除去をしました。

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クレイは種類が多く、前出のモロッコのガスール、フランスの山岳地帯で取れるモンモリロナイトや海岸地帯で取れるフレンチクレイ、米ユタ州のレッドモント、中国のカオリン地方、アメリカンインディアンやオーストラリアでは先住民アボリジニーが昔から使用してきました。色もホワイト、ピンク、ローズ、イエロー、レッド、グリーン、ブルーがあり、作用は最初のホワイトから順に強くなっていきます。ヨーロッパで最も一般的なブランドはアルジレッツ社とカティエ社のクレイ。アルジレッツはドイツBDIH、カティエはフランスのエコサートとCOSMEBIOのオーガニックコスメ認証を取得しています。どちらも日本では福島県棚倉クレイが有名で、良質なクレイとして海外に輸出されていました。フランスでは街のドラックストアやオーガニックショップで安価で販売されており手軽に購入できます。フランス人は生活に取り入れている人も多く、クレイが生活に根付いています。

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私はフレンチクレイを主にクレイパックやクレイバスとして使用しデトックスしていますクレイパックは好みのクレイにフローラルウォーターや精製水でペイスト状にして、ここにお好みでマヌカハニー、重曹(食品レベル)、ブルターニュ産天日塩、アボカド、キャリアオイル、エッセンシャルオイルを加えて、顔をホットタオルで温めた後、顔全体に厚めに塗ります。周りが乾いてきたらぬるま湯で洗い流すだけととても簡単。毛穴の汚れまでキレイに取れるディープクレンジングとしてクレイを使用しています。

クレイバスは重曹1/2〜1カップにクレイを大さじ2杯とお好みでエッセンシャルオイルを加えて入浴剤の出来上がり。ミネラル成分たっぷりのお風呂に浸かって全身のデトックス。入浴後はお肌がツルツルになります。注意点はデトックス効果が高く、気持ちが悪くなる場合があります。毎日使用せず週に1〜3回にとどめておき、体調に合わせてご使用下さい。

日本ではクレイは高価になりますが、グリーンクレイが500g, 3000円前後で売られていますので、自宅でクレイパックやクレイバスを楽しみながらデトックスしてみて下さい。

 

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