わたしは「悪人です」と自己紹介する悪人はいません。同じように「これは召喚魔術です」と、明示されている魔術も稀です。通常は、まさか魔術とは思いもよらないようなものの姿を取っているのです。
同じように「私は魔物です」という魔物はいません。たいていは、神や天使、菩薩や仏のふりをして現れます。優し気な美しい姿に感動して、うっかり契約してしまわないように、くれぐれも気を付けてくださいね。
召喚の泉は冥界に繋がっている
カッパドキアの召喚の泉からは、牛頭以外の魔物もでてきました。その中に、双頭の蛇がいました。
「あなたもかつては人間だったのですか?」
そう尋ねると、蛇は、金髪の女性に変化(へんげ)しました。彼女は生前ある国の巫女でしたが、侵略をうけて殺害され、「魔術によって、不本意ながら使い魔として使役されている」とのことでした。
蛇が双頭なのは、斧で頭を割られて殺されたからだそうです。なんとも恐ろしい話でした……
蛇は普段は、水の底=冥界にいるのですが、呼ばれると蛇の意志に関係なく、泉を通ってやってきます。召喚の泉は、冥界に繋がっていて、冥界や魔界の住人を呼び出すことができるのです。
地下神殿の泉の後ろの女神像は、冥界を総べる大地母神の像だったのです。
京都の町屋に現れた牛頭
以上が、カッパドキアの召喚の泉の顛末ですが、牛頭は他の方のビジョンにも現れたことがあります。
そのビジョンでは、京都の町屋の庭の、手水鉢から牛頭が現れたのです。
「貴方は誰ですか?」
京都の牛頭は「自分はダビデだ」と答えました。古代イスラエルの王ダビデです。その顛末は、以下に記してあるので、お読みくださいね。
https://ameblo.jp/heavenly-crystal/entry-12577462265.html
イスラエルとカッパドキアは地理的にも近く、ダビデ王の時代と、地下神殿が使われていた時代も近かったのでしょう……だとすると、似たような文化や宗教を共有していても不思議ではありません。
そういえば、牛頭は、八坂神社のご神体「牛頭天王」に似ています。
八坂神社を創設したのは、ユダヤ系渡来人秦氏です。古代オリエントとの水の召喚法が、秦氏を通じて伝来したのかもしれません。
オシラジの泉の召喚術
さて、栃木県のオシラジの泉が召喚の泉である事は前回お話いたしました。
この写真には、ルシファーが数体(霊体は分霊するので)写っているので、一度ならず何度かルシファー召喚の儀式が行われたようです。
ルシファーはユダヤのカバラの大天使ですから、ここで召喚術をしたものは、カバラ魔術の心得があるものです。
いえいえ、外国からカバラリストがやってきて、ここで西洋流の悪魔召喚の儀式をしたのではないですよ。
実は、ルシファーは大和朝廷の神々の一柱なのです。
大和朝廷は、エジプト系ユダヤ人を先祖としていますから、カバラの魔術を知っていても不思議ではありません。
私の経験では、修験道の盛んな地域で、召喚の泉を見かけるところがよくあります。修験道は、古代オリエントの魔術と関係しているのかもしれません。
ルシファーについてはこちらをご覧くださいね。
https://ameblo.jp/heavenly-crystal/entry-12575497313.html
ルシファーは、キリスト教以前、エジプトでもメソポタミアでも神として祀られていました。ですから、古代の人々にルシファー=悪魔崇拝の認識はありません。
古代人は欲望に忠実だったのでしょう。ご利益さえあれば、神であろうが悪魔であろうが気にしなかったのです。
古代においては、まだ天国(極楽)という概念がありません。死者は冥界かそのもっと底にある魔界(タルタロス)に行きます。「死んだ後、自分の行いの報いとして、天国に行くか、地獄に行くか」そんなこと考える人は、まだいなかったのです。
「今がよければ、死んだ後はケセラセラ……」宗教なき現代人に似ているのかもしれませんね。
繰り返し霊障を受ける方に
このビジョンは、「なぜ自分はこんなに霊障ばかり受けるのか、原因となった前世が知りたい」という方に端を発したビジョンです。
繰り返し霊障を受ける方は、前世で「魔術に手を染めていたり」「魔物と契約している」方が多いのです。そういう方の特徴として、自ら進んで、魔物のいるところに出向きます。いわゆる「呼ばれている」のですが、もちろん本人たちは無意識です。
過去世で魔物と契約した人は、無意識に、同じ魔物に魅かれるのです。
「じゃあ、1回魔物に縁をした人は、何度生まれ変わっても同じなんですか?」と落胆しないでくださいね。そこは、本人次第。本人が「私これじゃあだめだ! もう二度と呼ばれないようにするぞ!」と自覚したら変わり始めます。
「でも、呼ばれてるってその時は分からないんです(涙)霊障をもらってから、後でしまったって思うんで……」
そこに何がいるのかわかるようになれば、ふらふら引き寄せられなくなります。牛頭が見えれば、まさか行かないでしょう?
うっかり、引き寄せられないように、気を付けてくださいね。
マユリ
HP
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