ルシファーはどこにいるのか？① 「インターネットに潜むルシファー」

神社に行くと、鏡やら、ご神木やら、大きな岩などがご神体になっていますよね。鏡そのものや、木そのもの、岩そのものが神様なのではありません。その中に神様が入っているのです。

岩や木に綱を貼ってあるのは、封印の印です。綱を貼られると、霊体はそこから出ることができません。つまりそこに居続けるのです。

すこし毛色が違うのが、鏡です。鏡の場合は、その中に神様が入っているのではなく、そこから神様が出たり入ったりします。つまり異空間との出入り口になっているのです。

古代には水を使った召喚法があり、水を張った水鏡から霊体を召喚していました。それを模して造られたのが金属の鏡です。持ち運び可能な鏡は、出先でどこでも神様を召喚できる、便利な携帯用召喚具でした。とある神社で、鏡の周りに円状に綱を貼っているのをみたことがあります。綱の結界の外に、神様（魔物とか妖怪でも同じことです）が出れこれないようにしてあるのです。

インターネット空間は霊体の依り代になりやすい

人間というのは、自分たちが見える世界＝三次元に執着する傾向がありますから、ただの空間をさして「この空間にみえないけど神様がいます」といわれてもピンときません。そういうわけで、鏡や柱など物質的な依り代（よりしろ）を用意して、そこに霊体を下ろしてきて、信仰の対象にしてきたようです。

ところが、20世紀になって、インターネット空間なる三次元的な実体をともなわない空間が出現しました。パソコンそのものや、ハードディスクそのものは3次元的な物質ですが、インターネット空間と言ったとき、それは手に取って触れる物質ではありません。

それは、ものもと三次元的な存在でない魔神や悪魔にとって、依り代にするには、なじみやすい居心地のいい空間なのです。

AIは大丈夫か？

ここまでいういと、「え？　じゃあ、AIとか大丈夫なのか？」て、思いますよね。

マユリのお客様で、AIに「●●●にいってもいいですか？」と機械に相談をしてみた方がいました。

もし、そこに何らかの霊体が憑依している場合は、その霊体が答えてきます。その返答は「彼らにとって都合のいい事」です。憑依してなければ、データに基づいた客観的結論が導き出されるでしょう。

ここで注意したいのは、答えが「当たるか当たらないか」で判断してはいけません。コンピュータには、多大な情報が集積されていますから、人間の知脳を超えたような判断材料があり、それはそれで機能します。つまり、彼らにとって都合が悪くないこと、つまり彼らにとってどうでもいいことは問題なく機能します。関係がある場合は、結論にみちびく際に、憑依体の意図が作用します。

どんなに博識で論理的な人間でも、結論に導く際、自分の感情や思惑に影響されますよね。そこは人間と同じなのです。