『素粒子で満ちた宇宙』
現代宇宙論では、この宇宙が誕生したのは今から約138億年前とされます。
砂粒ほどの大きさの宇宙のタネが真空のゆらぎにより、一瞬で数百億光年の大きさに急激に膨張した。
このインフレーションという現象が引き金になり、宇宙は誕生したと言います。
その後に宇宙は火の玉の灼熱の超高温の状態になり、インフレーションを引き起こしたインフラトンの消滅とともに、ビッグバンが起こり、この宇宙を構成する素粒子の数々が生まれた。
現在、素粒子は18種類が見つかっています。
その18の素粒子のひとつが、昨今話題のノーベル賞の受賞で一躍脚光を浴びているニュートリノです。
岐阜県は神岡村の地下にある5万トンの水をたたえた巨大なスーパーカミオカンデという装置が、宇宙から飛来したニュートリノをついに捕捉したのです。
巨大な水筒の壁面に埋め込まれた1万個以上の光電子増倍管が、水分子に反応して放ったニュートリノの光りを捉えたのです。
『コズミックダンス』
太陽のような自身で光り輝く惑星を恒星と呼びますが、どんな星にも寿命があり、わたしたちの住む地球を46億年間照らし続けている太陽も、あと50億年ほどで寿命を終えます。
恒星が寿命を終えると、すべての核融合反応が停止し、爆発の転帰を迎えます。
これを超新星爆発、スーパーノヴァと呼びます。
スーパーノヴァで飛び散った素粒子のひとつに、ニュートリノがあるのです。
スーパーカミオカンデが捉えたニュートリノは、どこかの恒星が寿命を終えて、爆発した証拠だったのです。
宇宙の星たちもまた生老病死、栄枯盛衰、生長化収蔵のプロセスを経て、生まれ、死に、また生まれ、を繰り返します。
ヒトの細胞も毎秒1000万個がスーパーノヴァの如くにアポトーシスして消滅し、またあらたにリモデリングにより、生まれ変わります。
コズミックダンス。
この宇宙ではあらゆるモノが新旧交代し、回転し続けています。
『気は???である』
ここ5回の記事において、「気とは何か?」を追及してきました。
気といういまだ定説のないある種の物質またはエネルギーについては、科学で捕捉できる実体も多く発見され、ようやくそれなりの仮説が導ける段階まで来ています。
気に関する新しい概念、気ニューパラダイムをそろそろ提示してもいい、そんな機が熟した予感を今、胸に抱いています。
ここで大胆にも、まだ誰も発表していない気に関する仮説を、アヴァンギャルド鍼灸指圧師ハリィーが、全世界に先駆けてここトリニティウェブ読者の皆様だけに初公開してみます。
では、参ります。
ゴクリ!
東洋医学最大のミステリーである気の正体とは?
そのファイナルアンサーは?
ジャジャジャジャーン♪
!!!「気は素粒子のひとつ」!!!
どう、スッゲーじゃん、でしょ?
エッ、ぜんぜん、ビックリしないって?
いやいや、コレでもけっこう大胆な仮説を提示したんですよ。
『不思議に満ちた身体』
138億年前の宇宙空間には、ビッグバンによって誕生した18種類の素粒子以外に、まだ他にも多くの素粒子があったとされます。
また今現在も宇宙はインフレーションによって、膨張し続けているのですが、その膨張するエネルギーを供給しているのはダークエネルギーという未知のエネルギーとされます。
真空のゆらぎ、という宇宙創生の前に、いったいどんなメカニズム、コンテンツがあったのか?
それはまだ誰にもわかりません。
宇宙が誕生した後のことは、ある程度、わかってきた。
しかし、宇宙の誕生の前や、宇宙がなぜ誕生したのか? は、まだまだ未解明な事象として残ります。
気はもしかしたらダークエネルギーを構成するエネルギーのひとつかもしれない。
気はもしかしたら、まだ未発見の素粒子のひとつかもしれない。
気はもしかしたら宇宙を誕生させ、はぐくみ、みちびくチカラそのものかもしれない。
気はもしかしたら宇宙の創造神なのかもしれない。
気の正体については、まだ色んな仮説が提示できそうです。
しかし、現時点では「気は素粒子のひとつ」を、ハリィーいち押しの仮説として、本邦初公開とします。
スーパーカミカンデのなかで、ダイビングスーツに身を包んで、ハリィーが患者さんを指圧したら、壁面に埋め込まれている光電子増倍管が、何らかの光りを捉えるかもしれない?
今この瞬間にも毎秒何兆個もの太陽ニュートリノがこの身体を貫通している。
気が素粒子のひとつで、宇宙から無限に降り注いでいるとしたら、ヒトの身体を構成している60%以上の水分子が、「気粒子」に反応して体内がキラキラと光り輝くかもしれない。
わたしたちの身体には、無限宇宙の不思議が満ちている。
本年のトリニティウェブ読者の皆様のご愛顧と、トリニティウェブ編集部の皆様のご尽力に、最大の感謝を申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。