エシカルファッションの提案 〜 着る人も、売る人も、作る人も嬉しいおしゃれ

こんにちは、よいぼしのなぎうたのkinaです。
いきなりですが、エシカルファッションという言葉はご存知でしょうか?

直訳すると「良心的、道徳的なファッション」という意味になります。
良心的、道徳的なおしゃれの提案って何? と思われるかもしれませんが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。

 

ここを削ったら服は安く替えますが、そんなおしゃれにNoを突きつけるために

「良心的、道徳的なファッション」というと、カトリックのシスターのような服装と思われるかもしれませんが全然違いまして、地球環境に配慮したファッション、作る人の利益も考えたファッションと思っていて下さい。
地球環境に配慮して、作る人の利益も考えているなら、セクシャルすぎるお洋服でもエシカルファッションと見なされます^_^;
kinaが最初にエシカルファッションのことを聞いた時「フェアトレードの洋服版」と思ってしまいました^_^;

最近、安価で買える服が沢山出回っています。
その価格を維持するためには、仕入れや管理、縫製の工夫があると思いますが、それ以上に効果的なものがあります。
何だと思いますか?

答えは「原料」と「人件費」。
ここを削れば低価格な洋服を作ることが出来るんですが、そのために洋服の原料となるコットンを大量に生産するために沢山の農薬をばらまき、ナイロンやポリエステルを初めとする合成繊維を作るために石油製品を消費し、そして新興国の安い労働力を搾取しているんです。

この部分の詳しい話を知った時、「こういう循環はやめよう」と思いました。
その後なんやかんやがありまして自分の着ていない洋服を寄付したのですが……風呂敷2枚がぱんぱんになるほどの着ない洋服が出てきたことにショックでした。
着ている服や着て傷んだ服ならともかく、こんなに服を着ないで無駄にしていたなんて……と。
しかも、気に入って好んで着ている服はごく一部だということもショックでした。

 

エシカルファッションの極意は「良いものを着る」というよりも……気に入ったお洋服とのめぐりあいを大切に

エシカルファッションの話になると「質の良いものを着る」ということが挙げられますが、大切なのは「服を少なく持って、長く着る」ことです。
人間ですから服を着ないわけにはいきませんが、服が多いとその分だけ着ない服も出てきますし、環境の負担になるというのはおわかるになることと思います。
長く着るなら、質の良いものの方が長く保つから高品質な服が推奨されるだけであって、安い服でも長く着るならそれはそれで良いことです。
高品質だけでなく、地球環境にも配慮したメーカーのものだったら尚更お勧めです。

画像は気に入らないデザインだった服をリメイクして作ったブラウスと、これからリメイク予定のフリースの生地です。
kinaは肌が弱いこともあって、自分の着るものは大抵自分で作っていたんです(実はTRINITYのプロフィール画像で着ているのも自作です)が、これからは日本製の生地で、気に入った服だけを少しだけ作り、長く着る方向に行こうと思っています。

このコラムをお読みいただいている皆さんも、気に入ったお洋服を大切に長く着ることで、おしゃれと地球環境の保護と作ってくれる人の幸せも両立するエシカルファッションへと切り替えてみませんか?

 

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