こんにちは! Kimiです。
今回は「血圧と身体の関係 その2~血圧と身体の関係 その2 ~薬を使わずにあっという間に血圧が下がった意外な方法~」の続き、血圧がなぜ異常値なのか理由も分からないまま、薬で無理やり、人間が決めた正常値の範囲に押し込んでしまって大丈夫? という内容です。
高血圧と低血圧について相談を受けた実際の例を紹介します。
高めの中性脂肪と激しい眠気 そして低血圧の密接な関係
冷え性と低血圧と激しい眠気に襲われているSさん(50代後半・女性)からのご相談です。
脂っこい食べ物をそんなに食べる訳ではないのに、中性脂肪が高いのも疑問でした。
お話しを聞くと、身体は相当疲れているハズなのにそれを感じさせない日々の活動ぶり。
若い頃からスポーツをやられていることもあり、体力には自信があるようでした。
まるで「自分がこれしきで疲れるはずがない」と言い聞かせ、気力で動いている感じでした。
Sさんの悩みの「高めの中性脂肪と激しい眠気」については密接な関係がありました。
肝臓の特権に、仕事の優先順位を選べるというのがあります。
肝臓は命に関わる順番から仕事を選ぶので、解毒処理や胆汁生成よりも優先順位が低いと思われる中性脂肪の代謝は後回しにします。
そうなると、合成をスルーして肝臓を通過しただけの中性脂肪は、結果的に数値が高くなります。
ですが、肝臓は勿論中性脂肪の代謝もやりたい!
今のSさんの肝臓が中性脂肪の合成をするためには、身体を休める事が必要です。
身体が活動を落とすと、肝機能はPowerUPできるのです。
だから眠気を誘発して、Sさんになんとか眠ってもらい、身体を休めてもらいたいのです。
激しい眠気は、肝臓からの切実なメッセージでした。
Sさんの場合、食事の内容を見直すよりも身体を休める事で、中性脂肪の数値に変化が出るかもしれません。