霊現象の実際【6】~七つの大罪・強欲(後編)~悪に対しては断固たる態度が必要である

陰湿な場の影響と支配的な扱いによりニャンコ達は健康を損ね、精神的に負担をかけ、暫く人間不信に陥らせてしまった。動物好きというアバターに隠されたソシオパスの素顔

 

◆ アバターに隠されたソシオパスの素顔

更に、うちに来た目的は?

店を乗っ取ること

僕は、店を流行らせた後、多少のロイヤリティで経営を任せるという手法でリタイヤした人間。どうぶつのおうちでも、それを行うつもりだった。

まさか、悪魔による殺戮や戦い、憑依された丁稚達のケア、自己破産寸前まで経済的にも追い込まれる事態になるとは思いも寄らなかった。

「適当にやって、さっさと店貰っちゃえばいいんだよ!」

一緒に働き出した友人に伝えた言葉です。

ミーティングしながらのランチでは、「話聞かなくてもいいよね?」

ミーティングですけど! ランチだけしっかり食ってるし……。

お子さん達へと¥5000分のパンをお土産に持たせた時も「ハー 」とため息つきながら受け取りお礼も言わない……。

最初に狙いを付けたのは店長

当時はまだ弱気で、僕から芋引きやなぁ……。とよく言われていた事もあり、こいつはチョロいだろうと、仲間に引き入れ傀儡に使う算段をしていた。その通りに操られ言いなりになりかけていた。
陰湿な場の影響と支配的な扱いによりニャンコ達は健康を損ね、精神的に負担をかけ、暫く人間不信に陥らせてしまった。動物好きというアバターに隠されたソシオパスの素顔。

その後、店長に喝を入れ正気に戻すと、傀儡化に失敗した腹いせ、旦那が自立していく焦り、嫉妬心から攻撃対象に切り替える。
その悪意に連動し、首が失くなるインコや首を吊って亡くなる鶏、突然倒れる雛達が後を絶たない。一番は店長への精神的影響で、周りが全て敵に見える。住人も、役所も、通行人まで恐れて電話にも出られない始末。遂には鬱状態に陥り、涙が流れ出し動けなくなってしまった。

ここで限界を感じ、辞職を告げて来た。嫁の悪意に影響され、精神がボロボロになっていた。

僕もその様子を見ていてこれ以上は無理と判断。
と、同時に就業希望の履歴書が届き、バイト希望者も現れるというタイミングの良さは、このお店を継続させる為の補助と言えそうだ。

この後、毎月の3桁の赤字による資金繰りが厳しくなり、通常雇用ではなく、コーチングと店舗作業との物々交換、徒弟制度を導入する事となる。

ある日、嫁に「店には行くな!」と言われながらも頑張って来た旦那が、突如姿を消してしまう。ボランティア扱いで良いので辞めさせて欲しい。というメールが届き、説得虚しく退職してしまった。後日、嫁に言われた様で、給料を貰えないなら労基署へ相談すると言ってきた。無断欠勤からの突然の退職にも労働者の立場は優位に働く。
仕方なく念書を作り、給与を満額支払う事に。

この様に、理不尽、不条理というテーマが準備段階から閉店後にまで付き纏う事となる。

その後、嫁からのメールにより散々罵倒された折に、僕が一筋縄ではいかない人間だということを分からせると、留守中に事件が起きた!

 

◆ 悪に対しては断固たる態度が必要

盛岡へ講演に出向き、開始時間1分前に店長からのメールが

奴らが乗り込んで来て入り口で騒ぎ出した! と、

鍵と交換で僕が直接渡すという言葉を無視し、店舗情報の入ったパソコンを、直ぐに返せと騒いでいる模様。泥棒!!! 死ね!!! と罵倒し続け、自ら警察を呼んでの大騒ぎだったと報告を受ける。嫁の異常さと、旦那が話した僕との関係性を聞き、警察も味方になってくれた様でなんとか騒ぎは収まった。

「社長さん。いい人なんだね。」「はい。大好きです。」というやり取りだったそう

あの子も嫁の支配に屈しなければ闇から抜け出すことが出来たのに……。

しかし、それも自分の選択、人は自分から堕ちていくものである。

退社後はホストクラブで働かされていた。報告を受け、帰りの新幹線では怒りが収まらず、デカい独り言で嫁への対応をシミュレーション。次の接触で全て終わらせ、嫁には二度と関わらせない様に適切な対応をした(笑)

悪に対しては断固たる態度が必要である。

この時も警察を呼ばれたが、同情した警察官から、「この人おかしいから関わらない方が良いですよ」と暖かい言葉まで頂いた(笑)今回の被害は動物達の死だけでなく、スタッフへの影響が大きかった。開店間も無いのに店長不在での営業を余儀なくされたのだ。

履歴書を送ってきた方に直ぐに来て欲しい旨を告げ、バイト希望の子を迎え入れ、整わない場での営業が続く。そして、期待していた新人は……。

紛れもなく3人目の使者だった!
しかも、最恐の罪を以って、最も動物達の命を奪う結果となる。

つづく

 

《加藤好洋(かとうよしひろ) さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/katoyoshihiro/?c=157537