小さな善意を配ろう! ~『ギフトブリンガー』は幸せを循環させる~

「でも、私を嫌っている人は私が元気だと困らない?」とか思う必要はありません。
それは相性の問題なので別問題です。
「全員と仲良くしなければならない」と自分を義務付けた瞬間に、人間関係のストレスが倍増してしまいます。
自分とは合わない人もいる。
それを受け止めて下さい。
必要以上に相性の悪い人を追い詰めようとしないこと。

これだってギフトです。

しかめっ面で歩いていたら、相手を怖がらせてしまいます。
だから笑顔を見せる。
これもギフトです。

無理に楽しくない時に笑うのは難しいですが、そうでなければ眉間にしわを寄せないように意識するとか、そういう小さなことでも、とても立派なギフトになるのです。
元気に挨拶でもしてくれれば、さらに良いです。
相手に元気をあげられますから。

「ありがとう!」という言葉もギフトです。
お礼というのは感謝を示すことでギフトではないと思うかもしれません。
でも、考えてみて下さい。
何かしたら必ず「ありがとう!」って言われますか。
感謝されますか。

善意に対して「ああ……」で済ませる人、いませんか。
悲しいですよね。
「そんなこと頼んだ覚えはない……」と文句を言う人もいますよね。
さらに悲しいですよね。

「余計なことしないで!」とか「なんのつもり?」とか言われたら泣きたくなりますよね。
でも、いるじゃないですか、そういう人って。
まさに『エナジーヴァンパイア』ですよね。

たかが「ありがとう!」と思うかもしれませんが、心を込めてきちんと、それを言える人って、本当はスゴイ人なのです。
恩返しができたら、もっともっとスゴイです。
だから、「ありがとう!」というコトバも立派なギフトなのです。

 

『ギフトブリンガー』のコツ

ギフトは大きいも小さいもありません。
自分で考えて少しでも相手が喜ばれると思ったことをすれば良いのです。
喜ばれなかったら、苦にならない範囲で違うアプローチを考えれば良いです。
あるいは「この人は、○○では喜ばないんだな」と知ってあげられれば、それで良いのです。

「喜ばれなければならない」と義務づけない。

これがコツです。
誰かを喜ばせようとして失敗しても、それはそれで良いのです。
自分を赦すこと。
これも大事です。
そして、万一感謝されなくても「そういうこともある」と思っていて下さいね。

そして、『ギフトブリンガー』は同時に『ギフトテイカー』でもあります。
どういうことかというと、ギフトを受け取れなければ、幸せは循環しないのです。

先ほども言いましたが、善意に対して「ああ……」で済ませると、ギフトの価値がなくなってしまうのです。
むしろ「善意なんてしたって感謝すらされない……」と悲しい気持ちになってしまいます。
ギフトをちゃんと受け取る。
これもマナーなのです。

『ギフトブリンガー』は自己犠牲のヒーローではありません。
善意を循環させる人のことです。
なので、循環させるためには与えるだけでなく、場合によってはちゃんと受け取ることも大切なのです。
相手が喜んでくれれば、与えた方も嬉しいですよね。
それを循環させるのです。

小さな善意が世界を変えるのです!

 

《金城そに さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/%E9%87%91%E5%9F%8E%E3%81%9D%E3%81%AB/?c=6711