仕事ってなんだろう? ~ つらいだけでなく、もっと仕事を楽しんでみませんか ~

仕事ってなんだろう?

仕事ってなんだろう。
もしかしたら、あなたもそういう質問を誰かに聞いた事があるかもしれません。
もしくは自問したことがあるのではないでしょうか。

何も考えず、パッと浮かぶのは「お金をもらうためのモノ」だと思います。
もちろん、それで合っているのですが、それだけで考えを終わらせてしまうと、ちょっともったいないです。

どうして、こんな話をしているかというと、仕事をネガティヴに捉えている人が多いからです。
真面目な人でさえ、楽しく考えていないというか、やっぱりもったいないです。

というわけで、今回は仕事について私なりに語ってみようと思います。

 

仕事は苦しみの対価?

さきほど、真面目な人も仕事を楽しく考えていないと言いました。
どういうことかというと「仕事ってさ、苦しみの対価だよね?」というような考えをしている人が多いのです。
別の言い方をするなら「給料=我慢料」という感じですね。
確かにそういう側面もあるのですが……。

では、人生って辛い思いをたくさんすれば満たされるのでしょうか。
そんなはずないですよね。
おかしいと思いませんか。

でも、こんなふうに指摘されないと、なんとなく、ずっと「仕事=苦しみ」と思い込んでいるわけです。
そして、気づかない限り、これからもそう思ってしまうのです。

私たち人間は不思議と、思い込みで生きている節があります。
楽しい思い込みなら良いですが、そうではない思い込みで生きていると、楽しさが半減してしまいます。
なので、ここでその思い込みを外してみましょう。

もっと、自由に!

 

私が思う仕事のイメージは?

仕事は確かに苦しいことも辛いこともあります。
というか、多いです。
でも仕事そのものに罪はなく、辛くなければならないわけでもなければ、悲しい思いをする義務もありません。
それは結果論のひとつに過ぎないのです。

こんなふうに考えてみましょう。
「仕事ってどうあったら嬉しいですか?」って。
一旦記事を読むのを止めて数分、考えてみても良いと思います。
そうすると、自分の望む仕事のヴィジョンが見えてくるのではないかと思います。

参考までに、私が思う仕事観をお話しますね。
まず、仕事というのは、結果的に楽しくなるものだと思います。
結果的に辛くなるのではなくて。

「仕事ってさ、人が嫌がることを代わりにやってあげるから価値があるわけで……」という人もいると思います。
確かに、そうなのですがもう一歩踏み込んでみましょう。
あまり頭をガチガチに考える必要はないのですが、ようは「巡り巡って誰かに快の感情を与えるから価値がある」ということですよね。
直接、お客さんが喜んでくれても良いし、仕事仲間が喜んでくれても良いし。
とにかく、誰かが喜んでくれれば良いのです。

誰かが嫌がっていることをしても喜ばれますが、無理に誰かが嫌がっていることじゃなくても、たくさん喜ばれることってあると思うのです。

だから「仕事というのは喜ばせ代」というのが私の考えです。
だって、直接的ではないにしても誰も喜ばないのにお給料が貰えるって、ないと思うのです。
あるかもしれませんが、かなりレアだと思います。

もっというと「仕事は喜びを循環させること」とも言えると思います。
自分が仕事をして誰かの役に立って喜ばれる。
誰かも自分の仕事をして誰かに喜ばれる。
これが巡り巡っているから社会は成り立っているのです。

 

ブラック会社、ブラック社会

今では『ブラック会社』という言葉がすっかり定着してしまいました。
悲しいことに現実的に、右も左もブラック会社なのでしょう。
心を病み、身体を壊し、人間不信になり……。
なんだか、そんなことを考えると、とても悲しい気持ちになります。

話を戻して「仕事は苦しみの対価」について、またお話しますね。
たとえばこの思い込みを集団催眠のごとく、みんなが信じ込んでいたら、どうでしょうか。
「仕事は辛くて当たりまえ」と思ってしまいますよね。
いわゆる常識というものです。

辛くて当たり前と信じ切ってしまっている人たちが集まったら、どうやったら「会社はもっと良くなるだろう?」「どうやったら仕事が楽しくなるんだろう?」「どうやったら自分たちがワクワクしながら働いていることをみんなに伝えられるだろう?」という前向きな気持ちは出てきませんよね。

怖い上司がいて、足を引っ張る同僚がいて、やる気のない後輩がいて、お客さんはクレーマー。
給料は安いし、将来性は無い。
でも、仕事って長く続けるべきモノ。

これってQOL(人生の質)が低すぎると思いませんか。
だって、そんな辛い思いをするための人生ではないのですから。
仕事は自分の人生の質を向上させるツールのひとつであって、わざわざ不幸にするためのツールではないのです。

もちろん、仕事には向き不向きもあります。
会社との相性もあります。
社内外の人間関係の相性もあります。
同じ業種でも自分にとって良い会社か悪い会社かは人によって違うかもしれません。

だから、辛さや悲しみもあるとは思います。
だからこそ、仕事って本当は巡り巡ってみんなの人生の質を向上させるためのモノなんだよということを意識して欲しいのです。

仕事は石にかじりついてでもやらなければならない。
病気になっても休んではいけない。
退職なんて負け組だ。
そんなのは全部、嘘です。

もしも自分の人生が仕事によって悪い方向に向かってしまっていたら、退職しても、転職しても良いのです。
だって人生の質が下がってしまったら人生が無意味になってしまいますから。

でも、みんなネガティヴな思い込みで生きているから、それが巡り巡ってしまって『ブラック会社』たちが『ブラック社会』を作ってしまったのです。

「そうは言うけど、そういう時代だから、耐えなきゃ……」

この意見がブラック会社を増やし、ブラック社会を作っているのです。
そんなもの、作らなくて良いですからね! せっかく働くのだから、善意もお金も幸せも循環させましょうよ!

具体的な方法はひとそれぞれ違うかもしれません。
でも、なにか閃いたら、どんどん情報発信してシェアして行けばいいのです。
そして「仕事って楽しいよね!」という仲間をどんどん作って下さい。
そうすればビジネスチャンスだって増えると思いますよ。
仕事、楽しみましょう!

 

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