青や水色を取り入れて、爽やかにクールダウン! 色彩効果を取り入れて暑さ対策

青

暑くてイライラしていませんか

暑い日が続いていますね。こんなに暑いと外に出るのが嫌になってしまいそうです。

暑さで体力が奪われるうえに、集中力が低下しやすいため、仕事や勉強などのパフォーマンスが下がることもあります。そうなると、やはりイライラしやすくなります。

それなのに……夜も暑くてよく眠れないなんてことになると、疲れも溜まりますし余計にイライラしてしまいますよね。

しかし、暑いからといって、エアコンで室温を下げ過ぎたり、冷たいものの摂り過ぎたりするのは身体に毒です。屋内と屋外の温度差が激しくなると身体に負担を与えてしまうため、血行不良や自律神経の乱れを招き、冷え性に繋がってしまいます。

また、身体を冷やし過ぎると、体調不良だけでなくメンタルにも影響します。

暑い時期とはいえ、冷えにも注意しなければいけないのは少し大変ですが、心と身体の健康のためにも、冷えに注意しながら暑さ対策していきましょう。

今回は暑さ対策として、色を取り入れる方法を紹介します。

色は人間の感覚に働きかけ、様々な不思議な効果を与えてくれます。

その効果を活用して、暑い時期を元気に乗り越えていきましょう。


暑いときは寒色系がオススメ

 

ご存じの通り、色には温かく感じる『暖色』と、寒く感じる『寒色』があります。

個人差はありますが、多くの人は色による温度差の感覚を持っています。

それほど意識していなくても、季節によって暖色や寒色を上手に使い分けて、ファッションやインテリアなどに取り入れていますよね。

暑さをしのぎたいときは、寒色を活用することで心理的に涼しく感じることができます。

寒色系を使うことで室内温度が2℃~3℃くらい低く感じられるそうです。

見た目も爽やかで涼しげなので、暑いときは積極的に取り入れてみてください。

身に着ける物の色って、けっこう大切なんですよ。

寒色系の中でも、特に青や水色が涼し気ですよね。

水や氷を暗示させる青は心理的に涼しさを感じさせてくれます。

また青系は心身をクールダウンし、冷静な心の状態を保ってくれます。

リラックス効果も得られますので、暑さによるイライラ防止にも効果的です。

鎮静効果のある青系は安眠効果も期待できます。

暑くて眠れないとき、なかなか寝付けないときは寝具やパジャマを水色や淡い青系にすることをオススメします。

私たちは色を目で見て感じるだけでなく、皮膚で感じています。

目をつぶっていても、皮膚を通じて色の心理的効果を受けているのです。

そのため、電気を消しているときも、寝ているときも、目で見ているときと同じ色彩効果を肌で感じ取ることができるのです。

とはいえ、多様し過ぎると孤独を感じることがあるため、水色や淡い青系を中心にしつつ、白やオフホワイトを組み合わせたものがオススメです。

自然に身体の緊張感をほぐし、心地良い眠りへと導いてくれますよ。

 

必要に応じて暖色系も取り入れてみて

 

反対に冷えが気になる場合は部分的に暖色を取り入れることをオススメします。

エアコンによる冷え防止策として、ひざ掛けを使っている人も多いですよね。

人の多い職場だと、暑がりの人もいれば寒がりの人もいて、『エアコン戦争』が起こることもありますからね。

昔から、『頭寒足熱』(ずかんそくねつ)は健康に良いと言われています。

文字通り、頭を冷やし足を暖めることです。冷え性ではなくても意識してくださいね。

そして朝に目が覚めない場合も寒色系がオススメです。特に赤は人を目覚めさせる色です。

元気が欲しいとき、やる気が欲しいにも赤は活力を与えてくれますよ。

『おばあちゃんの原宿』とも言われる巣鴨で赤い下着が人気なのは、血行が良くなって元気になるだけでなく、心理的にもエネルギッシュになれるからです。

ちなみに赤は魔除けの意味合いもあります。自信を持って挑みたい大事な用事のときは、赤いものをお守り代わりにそっと忍ばせておくのも良いですよ。

季節柄、暖色系を身に着けることは少ないと思いますが、ここぞというときには意識的に取り入れてみてくださいね。

 

いろんな色を楽しもう

 

暑さとの付き合いはまだ始まったばかりですが、心身の健康のためにも、エアコンに頼り過ぎて冷えないよう、涼しさを感じられる寒色系を取り入れてみてくださいね。

実際の気温の影響はかなり大きいですが、青系を取り入れることで、だいぶ爽やかな気分になれますよ。

青や水色は爽やかなだけでなく清潔感もあるので、暑い季節に最適な色です。

リラックス効果だけでなく、誠実さや知的な印象を与えることもできますので、暑さ対策意外でも大活躍しそうですよね。

とはいえ、鎮静効果のある青系は「憂鬱」「不安」など、ネガティブな意味合いもあります。

あくまでも、普段の生活にプラスアルファで取り入れるという感じで楽しんでください。

先ほどもお話しましたが多様し過ぎないよう注意して、バランス良く色を取り入れてみてくださいね。

そして色彩だけでなく、水分補給も忘れないよう気をつけてください。

青や水色は水をイメージさせる色でもあります。

青系を見るたびに水分補給することも思い出してくださいね。

暑さに負けず、心身共に元気で過ごせますように。

 

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