ネガティブバイアスから抜け出して自分の可能性を広げよう ~ポジティブ思考を習慣に~

ネガティブ

ネガティブバイアスとは

悪いことほど、よく覚えているものです。不思議ですよね。

人間って、ポジティブな情報より、ネガティブな情報の方が影響を受けやすく記憶に残りやすいのです。
これをネガティブバイアスと言います。

たとえ良いことが10あったとしても、たったひとつの悪いことに固執してしまう傾向があります。
実は、「どうせ、私なんて」と卑屈になってしまうという方は、ネガティブバイアスにハマってしまっているのです。

「どうせ、私なんて」と卑屈になってしまい、苦しい思いをしていませんか。
生きていれば色んなことがありますから、ときにはそう思ってしまうときもありますよね。
しかし必要以上に自己評価を下げることはありませんよ。そして、「どうせ、私なんて」はクセになってしまいます。

物事が上手くいかない度に心の中でつぶやいていたら、とても危険です。行動を起こす前に「どうせ、私なんかがやっても上手くいかない」と決めつけて、やる前から諦めモードになって行動することを躊躇してしまうことになりかねません。

もしかすると、過去に「どうせ私なんて」と思わせるようなツライ経験や、過去の失敗が忘れられなくて、そう思ってしまうのかもしれません。きっと、自分に自信が持てるような素敵な経験や喜ばしい成功もしているはずなのに、ネガティブな記憶の方がより強く長く記憶に残ってしまうのです。

これは決してあなたの性格が偏っているからではなく、誰でもそうなのです。

 

ネガティブバイアスから抜け出そう

このようにネガティブバイアスにハマってしまうと、自分の可能性を逃してしまうことになります。
極端に物事をネガティブに考え過ぎてしまい、最初から上手くいかないと決めつけて諦めてしまったら勿体ないですよね。たしかに、失敗してしまう可能性もありますが、成功する可能性だってあるはずです。ネガティブに考え過ぎて、実はやればできるかもしれないのに、できないと決めつけているだけかもしれませんよね。

きっと、自分に自信が持てるような素敵な経験や喜ばしい成功もしているはずなので、ポジティブなイメージを描いて自信を持って行動してみてください。とはいえ、ネガティブなことは記憶に残りやすいので、少し勇気が必要かもしれませんね。まずはネガティブに考え過ぎてしまっても、自分のことを責めないで受け入れてみてください。

ネガティブ思考は大昔に生きた先祖たちにとって生死に関わることの多かった時代を生き抜くために必要だったのです。
「最悪のケースを常に想定しておく」という行為は、現代の世の中であっても、決して悪ばかりではありません。

ただし、必要以上にネガティブに考え過ぎてしまうことが問題なのです。必要以上にネガティブに考えてしまうことで、自分の可能性を逃してしまったり、選択肢を狭めてしまっては勿体ないですよね。だからこそ、ネガティブに考えてしまう自分に対してネガティブになるのではなく、それだけ真剣に向き合っている自分のことを受け入れて、ネガティブに考えすぎなくても大丈夫だと言ってあげてくださいね。

 

ポジティブに考える習慣を

ネガティブに考え過ぎてしまう方は、ポジティブなことに意識を向ける習慣をつけましょう。
そして肩の力を抜いて、リラックスして物事に取り組んでみてください。

ネガティブに考え過ぎてしまうのは、問題点や不安要素といったマイナス要素ばかりに目を向けすぎてしまっていることも原因です。誰だって、そればかり気にしていたら、苦しくなってしまいますよね。きっと、プラス要素だって、あるはずです。マイナス要素よりも、プラス要素に目を向けるよう心がけてみましょう。

そして完璧主義を手放すことです。完璧主義に陥ってしまうと、失敗が怖いと思うだけでなく、上手くできない自分のことを許せなくなってしまいます。そうなると自分を信じることができなくなり、ネガティブ思考のループにハマってしまいます。そうやって失敗することを恐れて、「こうなったら、どうしよう」と心配ばかりしていたら、チャレンジする機会を逃してしまいます。

失敗してしまう可能性もありますが、成功する可能性だってあることを忘れないでください。
できないと決めつけているのは、誰でもなく自分自身なのです。大切なのは、「自分ならできる」と素直に信じることですよ。

もし失敗したとしても、貴重な経験ができた自分を褒めてあげてください。また過去の失敗が忘れられなくて、ネガティブに考え過ぎてしまい、「どうせ、私なんて」と思ってしまうこともあります。過去の出来事は変えることは変えることはできませんが、捉え方を変えることはできます。過去の失敗を嘆くのではなく、自分の経験値を積めたと思えば良いのです。

成功体験だけでなく、失敗体験を通じて人間は成長します。大切なのは、失敗したとしても、そこから何を学ぶかです。

できるだけ失敗したくないと思うのは当然のことです。しかし、まだ起きていないことに対して心配し過ぎたり、ネガティブなことを考え過ぎたりして、「どうせ、私なんて」と思ってしまうのは、とても勿体ないことです。自分の可能性を広げるのも、狭めるのも、自分自身です。

ポジティブな情報より、ネガティブな情報の方が影響を受けやすく記憶に残りやすいということを理解して、ポジティブに考えることを意識してみてください。そして、自信を持って、物事に取り組んでみてくださいね。

 

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