心の拠り所は多い方が良い!? ~自分の心と大切な人との関係性を守るため~

拠り所

心の拠り所とは!?

あなたは、心の拠り所を持っていますか。
心の拠り所とは、心の支えになるものを意味します。
生きがいだったり、精神的な支え、生きる糧になるものを言います。

心の拠り所は、人それぞれ違います。
自分にとって楽しめる趣味や場所だという人もいます。
中には思い出が心の拠り所だという人もいます。

もしかすると、家族や友人、恋人、恩師などの親しい人や尊敬する人、頼れる人のことを心の拠り所だという人が多いかもしれませんね。

心の拠り所は一つと言わず、できるだけ多く持っている方が良いです。
心の拠り所を持つことは、あなた自身の心を守り癒すために必要不可欠なことだからです。

 

心の拠り所は、なぜ必要なの!?

社会の中で生活していると、困難にぶつかったり、苦労したりすることもあると思います。
ときには辛い想いをすることだってあります。

そんなとき自分の心の拠り所があれば、心が休まり、元気や勇気を取り戻すことができることでしょう。

なにを心の拠り所にするかにもよりますが、思い出しただけでも心が温かくなり、活力がみなぎってくることもあります。
悩むことがあっても、誰かに頼る以外にも、何か支えになるものがあると良いですよね。

悩んだり疲れたりしたとき、自分を支えてくれるのは人間だけではありません。
どうしても、頼れる人がいないと心の拠り所がないように感じてしまうこともありますが、そうとも限らないのです。

夢中になって楽しめる趣味や、行くと心が和む場所、眺めているだけで癒される物、ホッとする美味しい飲み物など、何でも良いのですよ。

嫌なことがあって落ち込んでしまったとしても、傷ついた心を癒してくれたり、安心させてくれたりして、あなたに元気をくれる心の拠り所をたくさん見つけておくことをお勧めします。

拠り所

 

その人だけを心の拠り所にするのは危険!?

心の拠り所が、家族や友人、恋人、恩師などの親しい人や尊敬する人、頼れる人だという場合は、その人に依存し過ぎないように気をつけてください。

人間同士、支え合うことは大切ですが、寄りかかり過ぎると負担になってしまうこともあるからです。

親しい間柄でも、その負担が重なっていくことで、関係性が崩れてしまう恐れもあるため、相手に対する思いやりの気持ちも忘れないようにしましょう。

例えば、恋愛モードのときって、けっこう「彼だけが心の支え」だという方が多いかもしれませんね。
彼への恋心にドップリと浸かっているときほど、このような状態になりやすいと思います。

彼と上手くいっているときは、それほど問題ないと思います。
しかし、万が一、その彼との関係が悪くなってしまったらどうなるでしょうか。

そうです、あなたを励まし勇気づけてくれる心を支えはいなくなってしまいます。
そうならないためにも、心の拠り所を多く持つことが大切なのです。

もし彼とケンカしてしまっても、他にも何か心の拠り所があれば、心が落ち着いた状態で相手に歩みよることができるかもしれません。

でも、何もなくて心が乱れたままだったら、どうでしょうか。
もしかすると些細なことが引き金になってしまい、関係を修復できなくなることにもなりえるのです。

少しでもクールダウンした状態に戻れれば、悪い状況から抜け出す手立てを冷静に考えられるかもしれませんよね。

だからこそ、彼以外にも心の拠り所があった方が良いのです。
恋人に限らず、その人だけを心の拠り所にしないことです。

 

心の拠り所が人の場合は依存し過ぎに注意!

恋人だけでなく、家族や友人の場合も同じように気をつけてくださいね。
親しき仲にも礼儀ありですよ。

大切な人たちと良い関係を長く続けたいのなら、重い存在にならないことです。
だからこそ、人以外にも自分自身を癒してくれる心の拠り所が他にもある方が良いのです。

決して人に甘えるなというわけではありません。
ある程度は人に甘えることだって必要です。

全く甘えることもなく、支え合うこともなければ、一緒にいる意味が無くなってしまいますからね。

人を心の支えにしている場合は、自分のことだけ考えるのではなく、相手の状況を考えて、思いやりを気持ちで接することを心がければ、きっと、あなたの力になってくれるはずですよ。

 

あなたも誰かの心の拠り所でいるためには

自分の心の拠り所であったとしても、相手も同じ人間です。
悩んだり苦しんだりすることもあるはずです。
疲れているときだってあるし、不機嫌なときだってあると思います。

もし、あなたの心のよりどことである人が困っているときは、自分自身がその人の心の拠り所になってあげることも考えてあげてくださいね。

お互いに持ちつ持たれつの関係性で、励まし合ったり元気づけたりできれば、絆が深まっていくと思います。

相手にとって自分が心の拠り所であるかは、その人にしかわかりませんが、お互いになくてはならない存在でいられるかもしれませんよ。

ただし、自分本位にならないことが大切です。
相手が求めていないのに、ズカズカと相手の心に踏み入ってはいけません。
自分の気持ちを相手に押し付けてしまったら、関係は崩れていくことに繋がっていくので気をつけてくださいね。

もちろん、あなた自身も相手に依存されて苦しいようなら、今後の関係性を見直す必要もあるかもしれませんよ。

拠り所

 

心の拠り所を多く持つことで、大切な人との関係性を守れる!?

お互いが心地良い存在でいるためにも、それぞれが別の心の拠り所を多く持つことが大切です。

甘えたり頼ったりすることは、決して悪いことばかりではありません。
しかし、甘えられたり頼られている方はそれなりのパワーが必要です。

たとえ愛していても、相手を大切に思っていても、そのときのコンディションで負担に思ってしまうことだって、あります。
ぶっきらぼうな言い方をしてしまうことだって、あります。

そんなとき、心の拠り所を他にも持っていれば、相手にもなにか事情があったのかもしれないと思えるかもしれません。

しかし、そう思えなければ、自分は相手にぞんざいな扱いをされたと思って、悲しくなったり失望してしまうこともあるでしょう。

もし一時的なことであっても、自分がどう解釈するかで相手への印象がだいぶ変わってしまい、それがきっかけで疎遠になってしまうことだってあるのです。

だからこそ、自分にとっての心の拠り所を多く持つことが大切なのです。
不安が軽減されれば、相手への負担軽くなり、あなた自身の心の回復も早まるはずです。

心の拠り所を多く持つことは、大切な人との関係性を守るうえで必要なことなのです。
だからこそ、心の拠り所を多く持っていて損することはないのですよ。

 

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