もうすぐクリスマス!!
もうすぐクリスマスですね! クリスマスツリーやイルミネーションで街もクリスマス色に染まり華やいできました。
冬の寒さで凍えそうですが、キラキラ光る街の明かりや可愛らしい飾りに心が癒され温かい気持ちになります。
そして、クリスマスといえば、サンタクロース! サンタのおじさん!
白いフワフワのヒゲの少しふっくらしているサンタクロース。
白い縁取りの真っ赤な洋服や帽子も印象的ですよね。
子供の頃は特に疑問に思いませんでしたが、なぜ、サンタクロースは赤い洋服を着ているのでしょうか。
よくよく考えると不思議ですよね。
というわけで、今回はサンタクロースについてお話します。
サンタクロースはなぜ赤いのか!?
所説は様々ですが、定説となっているサンタクロースの起源はキリスト教だとされており、3世紀の聖人・聖ニコラスがサンタクロースのルーツだと言われています。
聖ニコラスは12月に子供たちにプレゼントを配っていたそうです。
もともとサンタクロースの服装に統一性はなく、青い洋服のサンタクロースもいたそうで、特に人々が思い描く共通のイメージは無かったそうです。
しかし、世界的に有名な飲料メーカーの広告により、赤い洋服を着ているサンタクロースがポピュラーになったそうです。
飲料メーカーのイメージカラーである赤い司祭服を着たサンタクロースが宣伝に用いるために作られ、世界中の人々が共通して思い描くサンタクロースのイメージとして広まったのです。
世界的に有名な飲料メーカーとは、誰もが知っている、あの黒い炭酸飲料の会社です。
あの飲料メーカーのサンタさんの絵、一度は見たことあるかもしれませんね、。
昔っぽいレトロな絵が素敵ですよね。
黒いサンタクロースもいる!?
サンタクロースといえばプレゼントですよね!
「良い子でいればプレゼントがもらえる」と、幼いころ思っていた方も多いですよね。
反対に、「悪い子」にプレゼントを届ける「黒いサンタクロース」がいるのです。
日本ではあまり知られていませんが、「ブラックサンタ」(クネヒトループレヒト)です。
ドイツではけっこう有名人です。
「クネヒト」は「従者(サーバント)」という意味で、「クネヒトループレヒト」は人名です。
ブラックサンタは悪い子を懲らしめると言われており、嬉しくないプレゼントを撒き散らすそうです。
ちょっと悪い子にはおがくずや石、石炭などを置いていくそうです。
とても悪い子の寝ているベッドには、豚の臓物をぶちまけるそうです。
とてもとても悪い子は、なんと、袋に詰め込まれて連れ去られてしまうそうです。
決して無差別に嬉しくないプレゼントをしているのではなく、サンタクロースが良い子にプレゼントを渡すように、ブラックサンタは悪い子に対して非道な行いをしているのです。
ドイツの親は、「悪いことをするとブラックサンタが来るよ!」といって、少し怖がらせているかもしれませんね!?
サンタクロースの赤は心も身体も暖めてくれる!?
ここからは赤についてのお話です。
色には暖かく感じる色(暖色)と寒く感じる色(寒色)があります。
サンタクロースの赤やオレンジや黄色などといった暖色は、太陽や火をイメージできる暖かさを感じられる色です。
色の刺激により、血行を良くし、体温を上昇させる効果があるので、冷え性の方におススメの色です。
体感温度が2~3℃上がるという実験結果もあるそうなので、冷えやすい足元やお腹などに赤いインナーや靴下がお勧めです。
また、赤はハートをイメージできる色です。
サンタクロースのイメージカラーである赤は愛の象徴とも言えるのです。
サンタクロースが届けるプレゼントというのは、貧しい人たちに対しての慈悲の贈り物で、現代の商業的な意味合いとは全く違うのです。
サンタクロースの赤は、愛情だけでなく、前向きに生きようとする力や情熱も与えてくれる色なのです。
このように赤は心身を活性化させてくれる色なので、冬の寒さで元気がないときに活用することでバイタリティあふれるパワーを受け取ることができるのです。
赤を取り入れる際の注意点!!
このように赤は情熱や活力を与えてくれる色ですが、過剰に取り入れてしまうと刺激が強くなってしまうため気をつけてください。
一方でネガティブなイメージもあることを覚えておいてください。
赤には怒りや攻撃的なイメージもあります。
情熱や活力を同じように強いエネルギーがネガティブな表れ方をしたものなのです。
また、食欲増進効果がありますので、ダイエット中の方はご注意ください。
赤は胃腸の働きを活発にし、自然と食欲がわくだけでなく、人の行動を促進する色でもあります。
飲食店など、よく見ると赤い看板が多く、居酒屋や飲み屋などの軒先には赤ちょうちんがぶら下がっています。
赤い看板は目立つだけでなく、遠くからでも目立つため、ついつい寄り道したくなるからです。
そのため、クリスマスシーズンになると、たくさん飲食してしまうのは赤の色彩効果の影響もあるのです。
もちろん、いつもより美味しそうなお菓子や豪華なごちそうだからということもありますが、それに加え鮮やかなクリスマスの飾りに囲まていると、いつもより多く食べたくなったり、買いたくなったりするのです。
また、寒くなるとますますお腹が空きやすくなります。
しかし、冬の食欲はセロトニン不足などによる「錯覚の空腹感」である可能性があるため、もし後悔しそうであれば、食べ過ぎることのないよう、気をつけてくださいね。
とはいえ、年に一度の楽しいクリスマス!
この季節にしかない楽しみもあるはずです。
せっかく美味しく食べたり飲んだりするのであれば、思いっきり楽しんでくださいね。
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