また、人それぞれ「テンポ」や「リズム」があります。
勉強やスポーツのように何かを理解して自分に落とし込むとき、すんなり理解できる場合もありますし、なかなか理解できない場合もあります。
生活のリズムや、女性の場合は体調のリズムも日々変わりますから、自分自身の「テンポ」や「リズム」を尊重したうえで無理のない範囲で取り入れていけば良いのです。
しかし、真面目な人や頑張り屋さんであるほど、きっちり取り入れようとしてしまうのです。
きっちりしていることが心地よいと思うのであれば問題ありません。
ただし、それを他人に強要するのはNGです。
人にはそれぞでの「テンポ」や「リズム」があるからです。
もちろん、自分自身にも強要してはいけません。
ストイックになり過ぎていないか気をつけてください。
例えば、もともと走るのが遅い人が急に早くなることはありません。
マラソンが苦手なのに、急にフルマラソンを走ることも無理です。
練習を重ねることで走ることに慣れたり、体力をつけることで少しずつ変わっていくのです。
同じように、考え方やライフスタイルも、自分のもともとの考え方やライフスタイルがありますので、そう簡単には変えられません。
急に変わろうとして無理すると、いくら良いことであってもストレスになってしまいます。
少しずつ自分のできる範囲で取り入れていけば良いのです。
頑張って自分が心地よいと思えれば、それは自分にとってプラスに作用しますが、頑張ることで疲れてしまうようであれば少しゆるやかにチャレンジすれば良いのです。
やらなくてはいけないこと、やるべきことは沢山ありますが、それを全部こなすことは不可能です。
世の中には容量良く器用にこなせる人もいますが、もしかすると、そう見えているだけかもしれません。
その人なりに取捨選択して、少しずつ実践しているからこそ、できることが増えていくのです。
少しずつ積み重ねていくことで、それが習慣となり形になっていくのです。
本当に良いと思って取り入れたいことであれば、ストレスにならない程度に続けていけば、少しずつリズムをつかめるようになったり、テンポ良くできるようになったりしていきます。
ゆるやかに、少しずつをモットーに、ストイックになり過ぎないようにしましょう。
たまには現実逃避しても良い!?
そうは言っても、急を要されたり、必死に頑張ることを求められたりすることも多いのが現実です。
そんなとき、逃げ出したくなりますよね。
逃げ出せるようなら逃げる方が良いですが、そうもいかない場合もあります。
そんなときは「現実逃避する時間」を自分に作ってあげてください。
ずっと、そのことを考え続けたり、頑張って行動し続けたりしていると心も身体もパンクしてしまいます。
「現実逃避する時間」とは、自分が「無」になれる時間です。
例えば、カラオケボックスにこもって好きな歌を思う存分歌うとか、好きなスポーツに没頭するとか、映画館で好きな作品の世界観にどっぷり浸かるとか、何でも構いません。
この時間だけは自分が心からやりたいことや夢中になって楽しめることをしてください。
そうすることでリフレッシュできますし、頭の切り替えができるようになります。
頑張り過ぎているとき、頑張りを求められているときって、そのことばかりに意識が行ってしまい自分の心身に負荷がかかっていても鈍感になりがちです。
定期的に頭を切り替えて、心も身体も休ませてあげる必要があることで、人生の短期決戦や長期決戦に備えることができるようになります。
現実逃避というと、何となくネガティブなイメージが先行しますが、たまには逃げたって良いじゃないですか。
そんな自分も許してあげてくださいね。
自分の「テンポ」や「リズム」を大切にし、「現実逃避する時間」も取り入れながら、少しずつ前進していきましょうね。
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