地味だけどスゴイ! もやしパワーde元気いっぱい!

もやしを食べる際の注意点は加熱し過ぎない事です。もやしのシャキシャキ感を残すだけでなく、栄養素を保てます。もやしの主要な栄養素であるビタミンCは水溶性で熱に弱いため、茹で過ぎたり、炒め過ぎたりすると、もやしの持つ栄養素を壊すことになってしまいます。

なんだか寒くて凍えそうです。服を何枚重ね着しても、ちっとも温かくなりません。だからでしょうか。最近、少々、疲れが抜けにくくなっている気がします。

そんな時は食べるのがイチバン! でも、年末年始で太ってしまった気がするし、どうしたものか。そんなことを考えていたら閃いた食材があります。それは、もやしです!

あれなら、たくさん食べても太りませんし、健康面でも良いですし、いくらでも応用が利く食材でもあるのでお手軽です。そんなわけで、今回はもやしの話をします。

 

もやしの種類

日本では現在、緑豆、ブラックマッペ、大豆を種子とするもやしが主に生産されています。
それぞれに特徴があるので、料理によって使い分けされたりしているようです。

近年、最も生産量が多く、市場の約9割を占めているのは緑豆もやしです。緑豆は中国原産で青小豆とも呼ばれ、春雨の原料として知られています。軸が太めなので食べごたえがあり、みずみずしい食感を楽しむことが出来ます。

 

美容と健康に効果的なもやし

①美肌効果あり
もやしにはビタミンB1、B2、Cが豊富に含まれています。ビタミン類が豊富なため、肌荒れの予防にも効果的です。また、ビタミンCがシミの原因のメラニン色素を取り除いてくれます。

②便秘の改善に
もやしには繊維質が多く含まれています。そのため、腸壁を刺激し、便通を高める作用があります。また、腸内の老廃物を除去し、きれいにしてくれます。

③気分を健やかに
もやしに含まれているビタミンB群は、神経系に働きかける作用があるので、興奮を鎮めたり、イライラを抑えてくれます。

④血管をしなやかに
もやしは野菜の中でも特にたんぱく質が多く含まれています。もやしのたんぱく質には血管の弾力性を高め、しなやかにする性質があります。

⑤肝臓病に効果的
もやしに含まれているビタミンB群は、糖質やタンパク質などをエネルギーに変えることが可能なため、肝臓病の予防と治療に効果的です。

⑥ダイエットのサポートに
もやしに含まれるビタミンB2で、代謝が高まり脂肪が燃えやすくなります。広範囲の栄養を含んでいるので、ダイエットで不足しがちな栄養を補うことも可能です。

 

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調理の仕方

スーパーなどに出荷されているもやしは既に水洗いされているので、そのまま使っても、水洗いしても、どちらでも大丈夫です。ただし、もやし特有のにおいが気になる場合は、さっと水洗いしてください。

もやしを食べる際の注意点は加熱し過ぎない事です。もやしのシャキシャキ感を残すだけでなく、栄養素を保てます。もやしの主要な栄養素であるビタミンCは水溶性で熱に弱いため、茹で過ぎたり、炒め過ぎたりすると、もやしの持つ栄養素を壊すことになってしまいます。

加熱する際の目安は、熱湯で10秒程です。茹でる場合、軽く10秒程くぐらせる位です。炒め物の場合、もやしは最後に入れると良いです。ただし、お好みで少々長めでも大丈夫です。

 

節約生活をサポートしてくれる!

もやしって、お安いですよね。スーパーなどでは1袋(200g程)30円~40円位で購入できると思います。もしくは、もっとお安いかもしれません。業務用のスーパーなどでしたら、1kg 120円位で買えるお店もあるようです。または、目玉商品として1袋10円で買える事も! 驚きですよね! 何しろ安いのです。

季節によって野菜の旬の時期が異なるので値段が変動しますが、もやしって1年中、特に大きな価格変動がなく、常にお安い気がします。その理由は何なのでしょうか。

理由は、もやしが他の野菜に比べ、低コストで大量生産が可能だからです。

豆そのものが栄養で肥料が不要なため、その分コストを減らせます。また、土や光が無くても水があれば室内で栽培できるので、天候に左右される事もありませんし、害虫や病気の心配もありません。このように、他の野菜に比べ手間がかからず、7日から10日ほどで出荷できます。

また、機械の電子化、機械化されているため人手があまり必要なく、原料の緑豆が輸入だという事も安さの理由なのです。

縁の下の力持ち!
身近にあると、何気に便利なもやし。華は無いけどありがたい食材もやし。地味だけど、役に立っているもやし。言うなれば縁の下の力持ち。そんなもやしにありがとう!

 

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