内なる龍を目覚めさせる「ドラゴンヘッドとドラゴンテイル」〜なぜ内なる龍の軸が重要なのか

こんにちは、栫絵理です。本日は、ホロスコープの中でも特別な存在である「ドラゴンヘッドとドラゴンテイル」についてお話しさせていただきます。ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは天体ではありませんが、私たちのホロスコープチャート（出生図）の軸となる要素で、人生に大きな影響を与えます。

【ホロスコープの迷宮】

ホロスコープは、実に奥深い世界です。10個の天体それぞれに意味があり、その組み合わせで自分自身のことを理解することができます。太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星 — これらの天体が何を意味し、どの星座に位置しているかを見ていくことで、自分の強みや才能、好きなこと、人生の目的や使命、そして課題までも見えてきます。

最初のうちは「なるほど、そうだったのか」と納得する瞬間が多くあります。例えば、太陽星座を見て「これが私の理想としている姿なのだ」と感じたり、月星座を見て「だから私はこのような時に安心を感じるのだな」と理解したりします。

しかし、10個もの要素を見ていくうちに、次第に混乱する方も多いのではないでしょうか。「ここでは自信に溢れる私がいるのに、別の部分では臆病な私がいる……」「この側面では社交的な私なのに、別の側面では一人を好む私がいる……」というように。自分の中に矛盾や、説明できないところを感じます。そして「結局、私とは何なのだろう？」という大きな疑問に直面することも少なくありません。

私自身も、ホロスコープを学び始めてしばらくして、このような混乱を経験しました。全ての要素が自分自身であることは理解しているものの、それらをどのように一つの「私」としてまとめ上げればよいのか、分からなくなってしまったのです。結果として、それぞれの要素がバラバラに感じられ、かえって自分が分からなくなってしまうこともありました。

【内なる龍との出会い】

そのような時に出会ったのが、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルです。これらは、ホロスコープチャートを二分割する軸で、一方が龍の頭、もう一方が龍のしっぽになります。初めてこの概念を知った時、”自分の中に龍が存在している！”と、深い感動を覚えました。

ドラゴンヘッド（ノースノードとも呼ばれます）は、私たちの魂が向かうべき方向や、魂の成長の可能性を示しています。一方、ドラゴンテイル（サウスノードとも呼ばれます）は、過去生の経験や慣れ親しんだ領域、時には失敗のパターンも表しています。

重要なのは、ヘッドとテイル、どちらか一方だけを重視するのではなく、両方を行き来しながら、この軸を繋ぎ合わせていくこと — つまり、龍を一つに統合していくことです。

私はこの軸を意識し始めてから、人生が大きく変化しました。子育てやパートナーシップに関する悩みが解消され、家族関係が改善し、個人で始めた仕事も軌道に乗り始めました。まるで、バラバラだったパズルのピースが一気に繋がったような感覚で、大きな流れに後押しされているかのように、全てがスムーズに進み始めたのです。