【天秤座編2】モッくまくんのはれんちギリシャ神話分析 ~闇と光のバランサー~

天秤座

モッくま
「なるほど、さすが
風のサインですね。でも……。
そもそもそんなに、自分の内側を
ニュートラルに見つめられるなら。
しっかり自分の本音にも気づきそう
なものなのに。
どうして『自分が無いように見える』
なんて周囲から言われちゃうんでしょ」

木星
「それは西洋占星術が
宇宙と『人の意識』のコラボレーションで
出来ているからよ」

モッくま
「と、言うことは……。
分離ベースの二元論時代を
生きてきた人類の意識が
『は? 自分? なにそれおいしいの?』状態の
天秤座さんを生み出したってこと?」

木星
「……言い方w
そこまで『個性不在』かはさておき、
とくに双子座と天秤座はね。

双子座→ 真似て学ぶ
天秤座→ 周りを見て、自分を知る

どちらも『比較』の才能が組み込まれてる。
『比較』はただの客観視の道具であり、
別に悪い能力じゃないんだけれど。

二元論時代じゃここに、
『だれかと自分を比べてダメ出しをする』
が、半自動的にくっついてきちゃうのよ」

モッくま
「なるほど……。
双子座さんや天秤座さんの中には
たまになかなか自分に自信を持てない
繊細な方々がいるのは
そのせいなんですね」

木星
「そのために、天秤座はときに
自分を忘れ、無用に周囲に
合わせてしまう。

でも……。
すでにそんな時代は終わったでしょ?」

モッくま
「ハイ!
一元化の時代、愛と統合の時代へと
地球はもう舵を切りました」

木星
「『自分と誰か比べ、無意識に劣等感や
優越感をいだく』
二元ベースの『人の意識』が終わりを
迎えたなら。

西洋占星術の天秤座の傾向もまた
大きく変化するってこと」

モッくま
「なるほど。
心理学者のアドラーも
言っていますよね。

『健全な劣等感は
他者との比較ではなく
理想の自分との比較によって
生まれるものだ』って」

木星
「まあね。
けれど真の天秤座は
『自分への劣等感』すら必要としない。

客観性の能力を
周囲と自分を比較する道具として
使うのではなく。

自分自身の、闇と光のバランスを知り
ジャッジ0の慈愛でもって
受け入れることに用いていく」

モッくま
「そんな心で周囲を見渡せば。
社会は、
自分自身を受け入れた、豊かな人々で
溢れかえるでしょうね」

木星
「そう。成熟した人ってのは
内側に闇を持たない人じゃない。
自分の中の闇も光も、ただ穏やかに
受け入れている人。

天秤座には『適当力』がそなわってる
と言われるけれど。
ジャッジ抜きで、闇も光も
ただ眺める本来の資質が、
影響しているのかもしれないわ」

モッくま
「ああ、なるほど」

木星
「そしてね。
そんな穏やかな人々の中に身を
置いたなら。
他者はもう、

『自分』を見失わせる存在

ではないから。

天秤座の内側には
獅子座からつちかった
『自分軸』がしっかりと
立っているはず」

モッくま
「まずは、神話が物語る
天秤座の本質を正しく知ること
ですね」

木星
「知った瞬間から、内側の天秤座は
本領を発揮しようと動き始める。
それはすべてのサインに言えることよね」

モッくま
「ハイ! よくわかりました!

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天秤座にあるかをチェックしたい人は
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木星
「それでは次回は、さそり座神話で
お会いしましょう~」

 

著:占星術家・木星
神話の絵:eARTh yukiyo

 

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