〈日本人に根付く「罪悪感」〉
あなたは「罪悪感」を持ったことはありますか?
ほとんどの方は「イエス」と答えるでしょう。
「わたしはない」という方も、自分の心のなかをよく見てください。
「申し訳ない……」「わたしのせいで……」と思ったことはありませんか。
あるいは、なんとなく「後ろめたさ」を感じたことはありませんか。
「男性には罪悪感はない」という説を唱える心理カウンセラーがいますが、わたしはそれはあり得ないと思っています。
日本では武士が「申し訳ない」との理由で、自ら切腹することが多々ありました。
中世だけではありません。
終戦直後に、敗戦に責任を感じて自決した軍人が多数いたのも事実なのです。
日本には、男性にも女性にも、古来より「恥を嫌う文化」があり、それが「詫びることをよしとする精神」につながっているのです。
「すみません」という言葉は、「心が澄まない(心がすっきりしない)」という意味であり、「申し訳ない」という言葉は、「申し訳が立たない(弁解の余地がない)」という意味なのです。
反省したり、後悔したりすることは、良いことだという文化が、日本には根付いているのです。
ですから、日本人は、欧米人より罪悪感を持ちやすいとわたしは考えています。
しかし、罪悪感は百害あって一利なしであるとわたしは考えています。
〈「罪悪感」がもたらすもの〉
ここで、衝撃的なことを、申し上げます。
実は、「問題の80%以上は、罪悪感が引き起こしている」のです。
びっくりされたかもしれません。
あり得ないと思われたかもしれません。
ゆっくりと順を追って説明をさせてください。
そこで、わたしからの質問です。
罪を感じると何が起きると思いますか。
「?」
「質問の意味がわからない」
では、言い換えましょう。
罪を感じるということは、自分のことをどのように思っている、つまり、どのようなジャッジをしているでしょうか。
「悪い人」
「ダメ人間」
「嫌な奴」
では、そういう人はどうなるべきだと思いますか。
「罰を与える」
「修業させる」
「痛い目に合わせる」
ですよね。
そう思いますよね。
〈自分で自分に罰を与える動物〉
わたしたちは、創造主です。
神と言ってもいい存在です。
みなさんが思っている以上に、わたしたちの想念にはパワーがあるのです。
罪悪感を抱いた瞬間に、わたしたちは、同時に自分に罰を与えることを、無意識に潜在意識のなかで、創造するのです。
「そんなバカな!」
「ありえない!」
「自分に不利なことを自分で創造する訳がない」
と思うかもしれませんが、事実なのです。
無意識にそうしてしまうのです。
ある意味で、それで心のバランスを取っているのです。
罰を受けることによって、自分がしたことに対する免罪符を受け取っているのです。
人間は、動物のなかで、唯一「自分で自分に罰を与える動物」なのです。
信じられないことかもしれませんが、これは事実なのです。
〈罪悪感はいらない〉
よく考えてみてください。
何か問題が発生したとき、その少し前に罪悪感を抱いていなかったか……。
でしょう?
罪を感じたから、償うことを創造していたのです。
罪悪感はいりません。
宇宙は完璧に創られているので、そもそも罪なんて存在しないのです。
罪は、人間が創造した間違った記憶のひとつです。
罪は、幻想なのです。
動画「罪悪感はいらない」
★開運堂どんどんのYouTubeチャンネル
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https://www.youtube.com/channel/UC385zr4CxneYN-yPl1ZmAKg/
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