☆漬物とスピリチュアルでツケスピ!? 〜食それ自体がスピリチュアルである〜

漬物に限った事で仏陀が言っているわけでは決してないのですが、当時の僕には諸行無常と漬物が合致したのです。

久しぶりの投稿になります。
去年一年体調を崩しまして、投稿できずにおりましたが、この度ご縁を頂きまして、当方漬物屋でこのような場に相応しいか解らないのですが、投稿させて頂こうと思っております。何卒よろしくお願いいたします。

改めて書かせて頂くなら、漬物屋とスピリチュアルというのは一見なんの関係も無い事のように思いますが、実は密接な関係にあり、むしろ漬物を突き詰めてやっていくと、避けては通れない、と言いますか、自然とスピリチュアルな方向に行くと思います。

そもそも「食それ自体がスピリチュアルである」、というのは、この読者の皆様は既にご理解されていると思います。(僕個人のスピリチュアルというのは、結構現実的なところで捉えているので、読者の皆様との見解に開きはあるかもしれませんが)

それを単純に、「漬物という単一カテゴリーで捉えた場合」、という事を主に、さらに自分の感じた経験を書かせて頂こうかと思っております。

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☆不調時に見つけた真理

漬物とは関係ないのですが、去年の体調不良では人生がどうにもこうも行かず、今日生きているだけで家族がいて、子供もいて、家もあって、食べられるし幸せだけれども、できたらこの感じている苦しみを無くしたいな~、と日々感じていました。

体調を崩したからこそ感じる、「当たり前の幸せ」、というのをその時は感じていました。
こういうのはなかなか実際体調を真剣に崩してみないと解らない事で、いくら頭で日々の幸せが大事と考えていてもダメだな~、とそれまでは解った気になっていたので痛感しました。

だからといって、皆体調不良になれば良い、とは一切思いませんし、どちらかというと当時の僕は天狗になっていたというか、当時はもっと良い家に住みたいだとか不平不満ばっかり言っていましたので、こういう人間には良い薬だったと思います。

体調不良の苦しみからどうにか救われたい、と色々と外に救いを求めていましたが、その時4歳の息子とたまたま絵本を探していたのですが、「ブッダが先生」(著 宮下真、出版 永岡書店)、という本が目に留まり、イラストも可愛かったので購入しました。

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☆幼児絵本の中に真理が書かれていた

絵本は非常に可愛らしいブッダや僧のイラストがあって大変見やすく、書いてある事も幼児向けの簡単な言葉の後に、親向けの解説が書いてありましたが、むしろ息子に読んでいて幼児向けの方でビビッと来てしまいました(笑)

今まで仏教など難しく、聞いてもさっぱり解らなかったのですが、幼児向けの言葉の方が僕には合っていたんですね。

「悟りを開いた人って、半端ないわ~……」

と、息子そっちのけで感銘し、次の日には色んな仏陀解説や仏教書を買いに行っていました。
そこから仏教探求というより、仏陀という人物探求が始まったのですが。
知れば知る程、「うわ~……」これは、反論の余地もないな~」という具合で。

そこに当然皆さまもご存知の「諸行無常」という教えがあるのですが、これがそっくりそのまま漬物だったのです。

いや、漬物に限った事で仏陀が言っているわけでは決してないのですが、当時の僕には諸行無常と漬物が合致したのです。

そこから、また新しい漬物の形が見えてきた、というより、既存の漬物の仕組みの完璧さ、を知る事になりました。

京都で創業明治5年の漬物屋「井上漬物店」
http://www.inoue-tsukemono.com/

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