令和4年2月メッセージ —— コロナの再爆発と自然災害に対峙する私たちは、劇的な魂の再会に永久の心の満足を得る

2月

再度のまん防発令によるコロナ禍再燃とトンガ火山噴火の激震の中で — 二黒土星2月は、大切なものを護るために“慈愛”の心を忘れずに生きるとき

2月を迎えました。

一度は落ち着いたかに見えたコロナウイルス禍ですが、オミクロン株の全国的な感染爆発により、再び沈静化は不透明な状況となりました。再度のまん延防止等重点措置の発令で、国民は再び、不安と不自由の中での生活を余儀なくされています。また先月は、年明け早々にトンガの火山噴火による日本への津波到達、日向灘を震源とする震度5の地震など、私たちを震撼させる災害が発生しました。穏やかならざる新年の予感と、未来への不安に支配された方も多くいらっしゃったかと存じます。国土の安寧を、祈りたいものです。

立春を迎える2月4日、月運が三碧木星から二黒土星に移ります。
旧暦でも正月を迎え、正式な令和4年のスタートとなる時です。
二黒には“地球、大地、慈愛、貞節、母性愛、迷い”といった象意があります。
“土”の星ですので、今月は、目先の困難に果敢に立ち向かい、大切なものを護るために、粘り強く目標を成し遂げようと奮闘する暗示です。 コロナ禍により事業の継続や学校への進学が厳しい状況となる市井の声が多く出てきそうですが、クラウドファンディングやカンパなどで、なんとか現在の状況を維持しようと奮闘する動きも増えそうです。九星の年運が五黄土星中宮ということもあり、今年は凶悪犯罪や戦争、自然災害(地震、津波、噴火)の多発が懸念されます。日本では先月、埼玉で立てこもり事件が発生(人質の医師は死亡)しました。海外に目を向けると、アメリカではニューヨークの地下鉄で傷害事件の発生数が過去最悪を記録したり、旧ソ連ではロシアがウクライナに侵攻し、戦争が勃発する可能性が出てきています。個々の人間が、二黒の象意である“慈愛”の心を忘れずに生きたいものです。

2月の月運の干支は、年運と同じ“壬寅(みづのえとら)”。
先月の記事(『五黄土星壬寅・令和4年のスタートにあたって —— それぞれが人生の激流に挑む中で、心の内に悠々たる希望の“大河”を持とう』参照)の繰り返しになりますが、壬寅の“壬”は海を表し、また“妊娠”の“妊”と同じ生命の誕生を意味します。“寅”は季節でいえば初春。草花が伸びようとする状態を表します。また、“寅”の字は本来「螾」(みみず)と書き、万物の発生や春の胎動を意味します。
節分を過ぎ正式な令和4年の号砲が鳴りますが、まさに今月はあらゆる分野でリセット、再スタートの機運が高まってゆく気配です。

二十八宿は“牛宿”。
何事も良い結果を生む、大吉の一ヶ月です。実家を出て独り暮らしを始めたり、会社を移転したり、ビジネスで投資をするのにも適した時期です。今月はバレンタインデーがありますが、女性は意中の男性にチョコと同時に告白をする、絶好のチャンスの時と言えるでしょう。過労や争い事、苛立ちは運気を下げるので避けましょう。なお、今月は西南の方位が暗剣殺となりますので、この方角への旅行等は控えるのが得策です。

 

ルノルマン&タロットによる個人面/社会面の月間リーディング — “船”“ハート”、そして“死神(正)”“カップの8(逆)”のカードが暗示する2022年2月の暗示は

2月の月間リーディングを、個人の生活面はルノルマンカード3枚引きで、社会情勢はタロットカードを使用し、スリーカードスプレッドで占いました。
ルノルマンリーディングで出たのは、『活動の紳士』『ハート』『指輪』のカード。アドヴァイスカードは『船』。
『活動の紳士』は“新たな行動を起こす、ドラマティック、衝動的”を、『ハート』は“愛情運のアップ、片思いの成就、ときめき”を、『指輪』は“契約、約束、婚約、パートナーシップ”を、そして『船』は“旅行、チャレンジ、挑戦”を表します。

今月の個人面は、特に恋愛面で、あなたの人生の鍵を握る、素敵な異性との縁が強まる暗示が出ています。その方は情熱的で優しい愛を表現し、成就した場合は、真剣に将来を見据えた恋愛となりそうです。十二星座では、牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座生まれの方との出会いに注目してみましょう。バレンタインデー付近の天体の配置(山羊座で金星と火星が合、天王星ともトライン)も、ドラマティックな恋愛面での好転を示唆しています。新年早々、喜びに満ちた新しい出逢い(魂の再会)が待っていそうです。

2月

社会情勢を占ったタロットカードで出たのは『死神(正位置)』『ワンドのペイジ(逆位置)』『カップの8(逆位置)』。アドヴァイスカードは『魔術師(逆位置)』。
“死神(正位置)”は、“疾病、物事が終わり新しい段階に入る、試練”を意味します。“ワンドのペイジ(逆位置)”は悪いニュース、騙されやすくなる、癇癪(かんしゃく)といった象意を、“カップの8(逆位置)”は気持ちの切り替え、過去を振り切る、解決へ向けての新たな希望を暗示。そしてアドヴァイスカードの“魔術師(逆位置)”は見通しが立たない・身動きが取れない状態、失敗、偽りの言葉といった意味を表します。

総合すると、この2月の社会は、オミクロン株の感染爆発による再度のコロナ禍の全国波及で、不穏な空気が日本中を覆う気配です。先月は大学受験のストレスに悩んだ高校生が東大の受験会場に乱入し、受験生を切りつける事件が発生しましたが、今月もコロナ禍等に起因するストレスを理由に、感情を爆発させた者による傷害や詐欺といった、他者を傷つける事件が問題となるかもしれません。ただ、そのような暗い世相の中にあっても、前向きな転職や転居等の新しい試みで、気持ちを切り替える人も増えそうです。不平不満や経済的な苦しみは、信頼できる人にSOSを出して解決策を見出すことが、必要となりそうな一ヶ月です。

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山羊座で邂逅した火星と金星は、情熱のダンスに酔う―バレンタインも迎えるこの2月は、早くも今年の恋愛成就のヤマ場に

西洋占星術の観点で言えば、1日は11時46分に水瓶座で新月が起こります。この新月は、土星と重なります。水瓶座が改革、進歩、独創のサインです。転職や転居など、自分を取り巻く状況が大きく変わり、人間関係もアップグレードされてゆく暗示です。春も近づきますが、新年度に自分が“こう在りたい”という理想のイメージの具現化に努めましょう。先月の24日には火星が山羊座に入り、29日に順行に転じた金星と同室となりました。火星は男性性を、金星は女性性を表しますが、近い距離で移動し続けるこの二つの星は、まさに男女のダンスにも譬えられます。14日のバレンタインデーには、火星と金星の合(コンジャクション)が天王星と好角(トライン)となります。勇敢に行動することで、今月は運命の異性との出逢いや両思いといったイベントが用意され、情熱的な恋愛が生まれるかもしれません。ベタベタのラブラブながら地に足の着いた、真剣な交際となるでしょう。17日の1時56分に起きる獅子座での満月(スノームーン)は、新たな自分の人生をドラマティックに創造してゆく、そのために過去への執着やこだわりを捨てる“〇〇〇〇(自分の名前)version2.0”を起動させるスタートの時と言えるでしょう。この時期の世間では大学受験が終わり、進学の為に地方から都会に出てくる学生も多いでしょう。まさに多くの人が、過去にピリオドを打ち、新しい生活を始めるタイミングです。素敵な未来への予感で、心を洗いましょう。

今月は、戦前に日本中を震撼させた『二・二六事件』から、丸86年の歳月が流れます。
学校の日本史の授業で最後の方に習った方も多くいらっしゃるかと思いますが、陸軍の青年将校が起こしたこのクーデターは、その後の日本の近代史の分岐点として今日も記録されています。
今回は、この『二・二六事件』で犠牲となった、高橋是清(1854~1936)元首相が遺した名言を引きましょう。

 

人間出世の目標は、

精神的であって、物質的ではない。

物質的欲望によって、

人間は決して永久に心の満足を得られるものではない。

人間が世に出る目的は、ただ名声や権力欲を満たすためではなく、心を豊かにするためでなければならない—

 

内閣総理大臣として天下を極めながら、人間が生きていることの本質を知っていた巨人・高橋是清の、人物としての大きさが伝わってくる言葉です。

再びのコロナウイルスの感染爆発に加え、火山の噴火に地震、津波そして傷害事件と、今月も私たちを不安な気持ちにさせる暗示が屹立しています。

このような中に在っても、読者の皆様が魂の絆で結ばれた必要な人物と出逢い、精神的な充足で心が満たされる2月となりますよう、祈念しております。

 

(了)

 

姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰/八田靖彦

 

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