私のタンザニアのチャイルド、ロッキーの顔がずっと浮かんでいた。
まだ6・7歳の子供がそんなことをする為に生まれて来たのではない!!!
ゲストの話しを聞きながら、腹の底から叫んでいる自分がいた。
ドイツの話しもアフリカの話しも行ったこともない国の話しだが、なぜか私の胸を突き、
その波はビッグウェーブとなり、スピーチが終わる頃にはある決心が芽生えていた。
飾りや偽りではない、本物の魂からの言葉が私にそうさせていた。
「私はクリスチャンになろう。」
「I‘m on fire」 私の心に炎が灯された瞬間だった。
スピーチが終わり、教会内はあいかわらず大勢の人でごった返していた。
ラッシュのような人だかりの中、人ごみをかき分け、階段を下り、ゲストを追いかけた。
「ありがとうございます。とても感動しました。」感謝の言葉を伝えた。
私はその日の帰り、受付へ行きバプテスマの申込をした。
バプテスマを受ける前日、母が自宅に遊びに来ていた。
終始、母もにこやかに楽しく過ごしていた。
帰り際、玄関で靴を履き、そして、クルっと振り返り、私の目を見て、
「クリスチャンにならないで。」とひとこと言って来た。
これまで親族の中でひとりもキリスト教徒なんていないのだ。
よくわからない世界に母はとても困惑しているようだった。心配するのも無理もない!
「これは私が決めたことだから、大丈夫、安心して。」
母は少し残念そうな顔をして帰って行った。
その後、私はめでたくバプテスマを受け、クリスチャンとしてこの地上に誕生した。
それからの人生はそれまでの人生とは全く違って行ったのは言うまでもない。
「人の為になにか尽くせる人になってね。」
母が生前、私に良く言っていた言葉だ。
クリスチャンになれたのも、母のこの言葉があったからかもしれない。
まだまだ達成していないけれど。
「Open Your Heart to Love 」(愛に心を開く)
アセンデッド・マスター・カードの動物を抱いたイエスが私に微笑んでいる。
イエス、ありがとう!
これから私はもっともっと愛に心を開いていくよ。
力を貸しておくれ❤
I’m on fire (炎)
アーメン✟
文芸社「~エンジェルセラピストが語る~天使との対話 マドンナリリー」(著者・友紀)
http://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-16403-8.jsp
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